トロネ

Throne

天使九階級中3位に位置する階級。

ソロネ、スロネとも読む。複数形はトロウンズThrones。本来の発音的にいくとトロニーが近いようだ。
やたらと別名の多い階級でオファニムOfanimとも呼ぶ。
車輪、瞳を意味するヘブライ語ガルガルを語源とするガルガリンGalgalimの名も持つ。車輪眼を思い出すな。
日本では座天使の字を当てる。

神の玉座を運ぶ尊厳と正義の天使、意思の支配者とされる。
ユダヤのメルカバー伝承では大きな車輪、多くの目を持つ者としてあらわされる。

神の玉座そのものだといわれ、神の戦車であり、実際に車輪を持っているとされる。
エゼキエル書などによれば緑柱色に輝くまたは真っ赤に燃える車輪で、しかも時折稲妻が発する。
セラフやケルプと同じく、四つの顔をもち、ガルガリンが車輪と瞳を意味する事から、多くの眼を持つものであるとも言われる。そのシンボルは火車である・・・といっても妖怪ではないですよ。

ただエゼキエルなど初期の話では、ケルプとトロネは非常に区別が曖昧で混同している節すらある。
後世の神学者達はこの混乱を避けるために、ケルビムは役職上の神の玉座を運ぶものでありオファニムは戦車などの実践上の役目を果たしているとされる。

つまりケルビムが神の玉座を引く馬みたいなもので、トロウンズは車輪や武装担当ってとこかな?

この階級の指揮官はヤフキエルもしくはラファエルとされる。