ヴィーヴィル

Vouivre

ヴィーヴルとも。

フランスに伝わるドラゴン。

ラテン語の蝮Viperaを語源とし、ワイヴァーンのモデルでもある。

種族すべてが雌だとされ、様々な姿で伝えられているが額もしくは瞳が魔力を秘めた宝石だという共通点がある。

蛇のような身体に蝙蝠の翼を持った姿で、目にルビー、ガーネットなどの真紅に輝く宝石の瞳を持ち、一説によれば額に2本の角があり、その先に宝石が有るともいわれる。

普段は地下に生息し、この瞳の光で辺りを照らし、暗闇でも不自由なく動き回る事が可能だという。
蝙蝠の翼を持ってはいても、蝙蝠のように超音波を発して地形を把握とかいうのはできないみたいです。
となると視力も人間並みか・・・

この宝石が水に濡れるのを嫌うそうで、水を飲む際には取り外して岸辺に置く習性があり 、このとき宝石を紛失してしまうと、目が見えなくなってしまうという・・・というか水飲んでるときも目見えないんじゃ・・・そりゃ無くすぞ・・・

また地上に出現するときは体全体が炎になり、人を食うこともあるという。

別の説では上半身は人間の女性、下半身は蛇の姿。
額にルビーやダイヤモンドなの宝石があり、これを通して物を視認し、これを取られてしまうと死んでしまうという。
人が住まなくなり打ち捨てられた城や修道院に生息する。

もう一つは人間の女性そっくりの姿であるが、腕は蝙蝠の翼、足は鷲、そして毒蛇の尾を持った姿をしてい る。
額には縦長の切れ目があり、そこにガーネットが埋め込まれている。
これを手にした人間には幸運が訪れ、さまざまな魔法を使うことができるとして、多くの人間がヴィーヴルからガーネットを奪おうとした話がある。
またヴィーヴィルはこれを持つ者に従わなければならないという。
洞窟などに多くの財宝を隠しており、額のガーネットも一緒に隠しているという話もある。

このタイプのヴィーヴィルは精霊ともいわれる。