ズカウバの薫香

Ibca of zkauba
英訳、これでよかったかな・・・

ネクロノミコン断章にて語られる魔術品。

悪魔や霊の召喚と支配に使用する。

同書には太古から伝わる全ての儀式用い、一位もしくは樫の炭が燃え上がる中に投じて使う。
この薫香には諸霊を魅了し、力を縛して意のままに操れるようになるという。

効力はかなりのものらしく、適切に使用するなら地獄の軍団をも操れるという。

調合法

水星の日、水星の時刻、月の光が増すとき。
没薬、霊猫香、蘚合香、蓬、阿魏、楓子香、麝香を等量をよく混ぜ合わせ、砕いて全てを微粒にする。

粉を緑色のガラスの容器に入れ、火星と土星の文字を刻み込んだ真鍮の栓で密封する。

容器を四方の風に掲げ、力ある至高の名の言葉をかく声高に述べる。
北に向かいてズイムウルソウェト ノイム ザウァホオ
東に向かいてクェハイ アバウォ ノクェトナイイ
南に向かいてオアサイ ウラム テフォトソン
西に向かいてズイオロナイフウェト ムゲルトル ムゲルトル・イズクセ

容器を黒の天鵞絨で覆い、脇に置く。
七夜にわたり、毎夜一時間、容器を月の光にさらす。
夜明けより日没まで、容器を覆っていなくてはならない。

窮極の儀式で用いる際には、エジプトの木乃伊を微塵に砕いて少量加えれば、さらに霊験あらたかなものとなるという。

なおズカウバが何を指すのかは不明である。
さすがにヤディス星の・・・即ち異星人の魔術師ズカウバと関係があるとは思えぬが。