阿修羅

asura

必殺技は阿修羅バスター、アルティメット阿修羅バスター、阿修羅稲綱落し、阿修羅竜巻地獄・・・引っ張りすぎですか?はい、すいません

その歴史は古く最古の聖典リグ・ヴェーダにもその名が見られる。

インド神話の鬼神でサンスクリット語のアスラAsuraに漢字を当てたもの。修羅ともいう。

もともとは神の一族であり、インドラ達ディーヴァ神族と肩を並べる存在であった。
初期バラモン教においてのアスラは情け深い善神で、邪悪なデーヴァを敵としていた。
つまりもとは立場が逆だったわけですな。

その語源は諸説あるが、有力な説に生気・活力を意味するアシュasu、または神格を表わすスラsuraに否定を意味するアaを加えてアスラとした説で意味は飲まない。
すなわち神酒を飲まなかったため力を得られなかった一族とされる。
伝説では神酒を手に入れるためにディーヴァと手を組むこともあるが、騙されて取られてしまう・・・やっぱり卑怯者の集団。

その意味は広く、個体名を示す場合もあればインド神話の悪魔の総称とされることもある。
もとは悪ではなかったが宗教関係(場所的にかなり色々なのが混ざったりしたようだ)で悪魔にされる。

固体名のアスラは好戦的な神で、その姿は諸説あるが一般的には三面六臂で赤または青黒い体で描かれる。
海底や地下に棲んでいると考えられなんと当初は正義の神とされていた。

だが力の神インドラがアスラの娘を無理矢理自分の物にしてしまいます・・・またインドラのアホか。
当然、怒髪天を突いたアスラは七度生まれ変わろうとぶっ殺すという勢いで戦いを挑みます。
しかし力の神であるインドラに勝てるわけも無く打ちのめされてしまいます。
ところが何度倒されても起き上がり挑み続けたのです。

いい加減うんざりしたインドラはアスラを神の世界から追放してしまいます・・・「力が正義かいい時代になったものだ」ですか?
この話は正義でもこだわりすぎれば悪になるとしています・・・まてまて。
娘がそんなことになればアスラじゃなくてもそうするぞ!
この後アスラの娘はインドラと幸せに暮らしたとされ・・・考えられん!!
それって・・・そのとても言えないようなことされて・・・壊れちゃったからじゃ・・・
アスラ・・・そりゃあんたが正しい、大事な者を守ろうとするのが悪か?
それが悪なら自分は悪でかまいませんよ。・・・私情入りましたねすみません。

仏教に入ると、阿修羅となり修羅道界の王となり、八部衆の一人になった。
善道に戻ったわけですな・・・娘はどうなった?

ちなみにゾロアスターの最高神アフラ・マズダーがルーツだそうです。

蛇足ですがロシアのマリ人に伝わる悪霊の一種にアスラというのがいます。
音が同じだけみたいですが。

あー、しかしインドラのボケは許しがたいな。シナリオに登場させる気はありませんでしたが、無理にでも登場させてヴァリトラさん辺りにさくっと殺っちゃてもらうことにしましょう。