ドラゴンとは

ドラゴン、龍・竜と呼ばれる伝説の生物。
その神話・伝承は世界中に存在する。
ファンタジーなどでも非常に人気の高い存在である。

今回は一般的なドラゴンのイメージをまとめてみた。

姿

まずその容姿である。これは大きく二つに分かれる。
これは東洋と西洋で分けられるだろうか?
東洋のドラゴンは、日本昔話のOPに出ているようなもの・・・蛇に手足と角をつけたデザイン。
西洋のドラゴンは、蜥蜴に翼を付けたようなデザイン。こちらの方が一般的だろう。

漢字の場合、西洋のドラゴンは竜、東洋は龍の字を使うことが多い。
中国の方では、龍と竜は位が違うそうだが現在の日本だと、一般的には姿で書き分けることの方が多いだろう。

性質

ではドラゴンの性質はどのようなものだろう?

狂暴なのだろうか?理知的なのだろうか?
実は一概に述べることは出来なかったりする。

まず、西洋のドラゴンはサタン(イブを唆した蛇という説がある)が蛇と結び付けられたため、悪魔・怪物の一種とされることが多い。
サタン自身をドラゴンとして描くこともあるぐらいだ。

そのため、西洋では倒すべき敵、邪悪な怪物とされその性質は極めて獰猛だ。
頭の方も怪物としての側面を強調してか、いまいち弱いと言わざるをえない。
そして教会の権威云々の関係だろうが、たいてい聖人や英雄に退治されてしまう。

またドラゴン退治の報酬という面もあるだろうが、民衆に害をなすという意味で宝物を奪っていくという性質がある。
ようはピカピカ光物大好き、鴉か手前って感じの性質が付加されたわけである。

東洋のドラゴンになると、性質が180度変わる。
ドラゴンは水や天候を司る神として信仰されているのだ。
当然神なので頭もいい。

性格も慈悲深いものから狂暴なものまで多様である。
その力も強大だ。時折、生贄やら要求して退治されるのもいるが・・・
日本や中国なんかには竜殺しの武器って聞かないが、そういう経緯があるからだろう。
神だからね・・・西洋なら神殺しの武器ってなっちゃう・・・まあ、たくさんいるから敢えて言うなら、御使い殺しかな・・・

というわけで、性質はいろいろってことですな。人間にもいろいろいるのと一緒。
種族が一緒だからって、全部同じ性格や好みじゃないのと一緒。単細胞生物じゃないんだから。

戦闘能力

次にその戦闘能力をあげてみる。

神話なんかで比べるのもあれなんで・・・一般的なドラゴンの能力をあげることにします。

肉弾攻撃・・・はっきりいってシャレにならない。大きさは小さくても小鯨ぐらいはあると見ていいだろう。
その四肢は強靭、一撃で人間などミンチに出来るだろう。
鋭い爪は鉄の固まりも切り裂けるかもしれない。
その尾も巨大な鞭のようにしなり、十分な脅威だろう。
鋭い牙の生えた口で咬まれたら・・・・・・
恐らく小型でも戦車とだって渡り合えるだろう。
しかも空を飛べるのである。つまり、生身で戦車を凌駕する生物ということになる。

防御力・・・恐らくだが、柔らかくみてもその鱗は鉄と同じ強度があると見ていいだろう。
腹は柔らかいかもしれないが、それでも素手でダメージを与えられるわけも無い。
高位のドラゴンならダイヤモンドより硬く、衝撃にだって強いかもしれない。
どう考えても拳銃ならデザートイーグルぐらいの大口径でなければダメージを与えられるとは思えない。
ゴジラをドラゴンの一種と見れば、艦載兵器でも仕留められないことになる。

知能・・・獣並みのドラゴンもいるだろうが、人間以上の知能を有するドラゴンもいるだろう。
つまり最低でも普通の獣よりも確実に利口だということになる。
猪突猛進な獣なら対策も立てられるかもしれないが、利口だとそう簡単にはいかない。
なにより自分の強大な力を知恵を持って行使する恐るべき存在なのだ。

特殊能力・・・一般的にその咆哮を聞くと恐慌状態に陥るという。
戦闘中にパニックになったらもはや勝ち目は無いといえる。
さらに口から吐く息は、強烈な攻撃手段となる。
普通は炎を吐くことが多いが、吹雪の場合もある。雷の場合もあれば、酸や毒の場合もあるだろう。
いずれにせよ、致死レベルの攻撃なのは間違いない・・・
また種類や固体によっては邪眼や再生能力といった固有の特殊能力を有しているかもしれない。魔法だって使うだろう。

さてこうやってドラゴンの戦闘力を検証してみたが・・・とんでもねーな。
すまん、RPGの主人公達・・・俺はこんな化け物と戦わせていたんだな、生身で・・・

弱点らしい、弱点が見当たらない。やはり、完全な生物ということか・・・人の想像した完全な存在、それがドラゴンなのかもしれない。空を飛び、水の中でも生息でき、ひょっとすると宇宙でも大丈夫かもしれない。

ちなみに自分はドラゴンが大好きです。物凄く好きです。
その想いを例のあれでパロったモノを前に書いたことがあるので、この機会に載せておきます。

諸君私はドラゴンが好きだ