八極拳

攻撃の際には体ごと飛び込む動きが目立ち、接近戦を得意とする中国武術。
攻撃力は中国拳法随一とも言われる。

正式には開門八極拳というらしい。敵の門、すなわち防御を“六大開”と呼ばれる六種の技法をもって打ち破ることから、この名がつけられたと。

発祥や系譜は諸説が多く、根拠の無いものも多数あります。
定説ではこのようなものが。

呉鍾が1712年に侠客と出会い、三年間武術を習った。
その後、侠客は呉鍾と別れ去り際に「癩」と名乗った。それから1732年、「癖」と名乗る者が呉鍾のもとを訪れ、呉鍾と腕試しをした後に自分を「癩」の弟子であると言い、呉鍾に拳法と大槍の極意を伝えたという。
一七三五年に浙江少林寺を尋ね、その実力を天下に知らしめ、その後皇子の師となり、生徒も多く持った。
そして故郷に帰った呉鍾は道場を設け、後世に自分の武術を伝えるため「呉氏八極拳門」を創立したという。

八極拳の本質は、全ての動作が一で完結することとしています。
つまり一回の動作で攻防同時に行うわけです。一度動けば相手は倒れる、というのが八極拳の理想とされます。
まあ、これは武術の理想でもありますが。

ただ一回の動きで終りかというとそうではなく、それを繋ぐ・・・一の動きの連続が八極拳です。