鳳凰

向こうの発音ではファンハンかな。いやフォンファン?

大きさは1mを越え(翼長は不明)、前は麒麟、後ろは鹿、頸は蛇、背は亀、頷は燕、嘴は鶏に似た鳥だという。

五色絢爛な色なみで、声は五音を発するという。
描かれる姿は孔雀に似ている・・・鹿?亀?うーん・・・

竹の実を食べ、醴泉*を飲み桐の木にしか止まらないという。贅沢な・・・

麒麟、霊亀、応龍と合わせて四霊と呼ばれ、羽虫(羽のある生物のこと、鳥類360種といわれる)の王であるとされる。

霊虫が360日(陰暦の一年)を経て変化したものという伝承もあるようだ。

古くは風を司るとされたようだが、五行説の流行により朱雀と混ざり火気を司るとされるようにもなった。

また東洋版フェニックスとかいわれるが、実際の共通点は少ない。
どちらかといえばインドのガルーダの方が近い。

縁起の良い鳥で、現れるのは天下泰平のときだけだという。
天帝の使いとされ、皇宮で遊んでいくそうだ。

鳳凰は一つの存在ではなく、鳳が雄、凰は雌、つまり番で鳳凰である。
古くは鳳、朋の1字を使ったようだ。

このことから夫婦和合や陰陽の合一を表し平和の象徴とされる。

皇帝の象徴は龍で、皇后は鳳凰だという。また鳳と凰で表すこともあるようだ。

またモデルになったのはカンムリセイランではないかとも見られる。

異名がやたら多い存在で、鳥王、雲作、雲雀、凰、叶律郎、火離、五霊、仁智禽、神鳥、仁鳥、聖禽、丹山隠者、長離、鳳、朋、明丘居士、鸞、霊鳥などがある。

日本でも古くから縁起がいいとされ、天皇のみに使用された紋でもあった。

縁起の良いものの最上位に位置するのであちこちで使われているが、宇治の平等院鳳凰堂の屋根の上の鳳凰像が有名だろう。
知らん?貧乏人め・・・2004年から発行された新1万円札に印刷されとるだろうが!!

まあ・・・鳳凰ってより気持ちの悪い鶏の化け物にしか見えんが・・・