ジョジョの奇妙な冒険

この作品の吸血鬼を説明するに当たって、まず柱の男を説明しなければならないだろう。

太古に存在した人間とは異なる知的生命がいた。
闇の一族と呼ばれるこの生物は人間に酷似した姿をしているが、人間を遥かに超える寿命と身体能力を持ち、肉体変化などの能力を併せ持った超人であった。
欠点は眠りの周期が数百年〜千年単位であること、太陽の光(紫外線)に弱く、浴びると石のように硬化して仮死状態に陥る(個体差があり、ある程度の紫外線なら平気な者もいる)

あるとき一族にカーズという天才が現れた。
カーズは究極の生物を目指し、潜在能力を開放する石仮面を作った。

血の付着をトリガーとして、骨針が飛び出し被った者の頭に刺さり、脳を押すことで眠っている能力を開花させるのだ。
これにより闇の一族は太陽をも克服する究極の生物、人間なら吸血鬼へと変貌するのだ。

ただしカーズ達の脳を押すには力が弱く、増幅装置であるエイジャの赤石を求めていた。
ちなみに闇の一族はカーズと意見が対立し、カーズによって滅ぼされている。

この作品の吸血鬼

この作品の吸血鬼は前述の石仮面によって人間が変貌したものだ。

不老不死で恐るべき再生能力と身体能力を持つ。
人間の生き血を栄養源とし、20歳くらいの若々しい肉体を保つ。
エキスを注入された生物(死んでいても可)をゾンビとして使役する(ゾンビは再生能力が無い

また首だけになってもある程度の生存が可能である。

太陽光線(紫外線)に弱く灰になってしまう。

これは吸血鬼の力の波動が太陽とは真逆で、相殺されるためだという。
呼吸法で太陽と同じエネルギーを作り出す波紋と呼ばれる力で主人公は吸血鬼と戦った。
・・・太陽のエネルギー=紫外線=波紋?

吸血鬼になったものは、水分を蒸発させ気化熱で対象を凍結させる気化冷凍法や、眼から高圧で体液を発射し鉄板でもぶち抜く空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)などを使用することも出来るようになるが、高度な技のため劇中での使用者は2人であった。

また第三部で登場したスタンドという、一種の超能力を身につけることも出来た。
このときの敵役が復活した第一部の吸血鬼DIOだったが、スタンド能力ばかり使って前述の特殊能力を使用することは無くなっていた。
スタンドには通用しないからだろうか?でもナイフを使ったりもしてたし、まったく使えないわけでもないと思うが。

生殖能力はあるようで、第五部の主人公はDIO(第一部で失った体の替わりに、第一部主人公の体を乗っ取った)の息子であった。
結局ストーリーにはほとんど関係なかったけど・・・

ちなみに柱の男達にとって人間は食料で、吸血鬼は高カロリーなお食事であった。