核兵器

核兵器は、核反応による爆発を大量破壊に用いる目的で作られた兵器の総称。原子爆弾、水素爆弾、中性子爆弾などがある。

核反応とは入射粒子が標的核と衝突して起こる反応・・・えーと、つまりなんだ・・・上手く説明できん・・・
まあとにかく電荷、質量数、全エネルギー、全運動量が保存される・・・物凄い力が生み出されるわけだ。
核反応は非常に多彩で、これの統一的な理論はいまだに無い。

理論は1930年代、中性子による原子核の分裂が連鎖的に行われれば、莫大なエネルギーが放出されると 仮説がたった。
1939年にウランによる核分裂の連鎖反応が実験実証され、各国で原子炉の開発が開始。
同年9月第二次世界大戦が勃発、核分裂の巨大エネルギーを兵器として利用する原子爆弾を作れないかと議論が起こる。

日本・ドイツ連合は材料の入手が困難なため断念したが、連合国側は極秘裏に開発を進めていた。

マンハッタン計画

この秘密開発プロジェクトはアメリカが中心になりマンハッタン計画と呼ばれた。
ウラン濃縮プラント・プルトニウム生産炉の各巨大工場の建設、ロスアラモス研究所には優秀な科学者を全米から集め、アメリカの軍・産・学の総力を挙げた国家プロジェクトとなった。
最初の原爆は1945年7月16日に3個が完成し、そのうち1個によりアラモゴードの砂漠で世界最初の原爆実験を実施。
残りの2個は・・・そう、わが国に落とされたのだ・・・

1945年8月6日に広島に濃縮ウラン型原爆リトルボーイ、ついで1945年8月9日長崎にプルトニウム型原爆ファットマンが投下。
両都市は瞬時に壊滅し当然ほとんど一般市民が数十万も死に、きのこ雲の頂点は17kmと成層圏にまで達し、放射性物質を含む 雨は約30kmの範囲に降り注ぎ、被爆者を増大させた。

爆撃機の乗員は衝撃で数メートルは機が上昇したと証言したそうだ・・・
ちなみに当初は名古屋に落とされる予定だったのが、雲が多かったのでと変更されたそうだが・・・もしそうだったら自分はこの世にいなかった可能性が高い。

あまりの被害に原爆開発に関係した科学者からも原爆反対の声があがっていくことになる。

戦争終結後、予想以上に早く1949年にソ連が原爆実験に成功・・・アメリカが核で覇を狙ったことは想像に難くないが、このため世界は核の均衡の上の冷戦時代に突入する。

冷戦とは

アメリカとソ連の間で核兵器の大量製造、配備が行われ、イギリス、中国、フランスも核兵器を開発、保有した。

この時点で核兵器の量が地球上の全人類を滅ぼすのに必要な量を遥かに上回っていたという。
さらに核による先制攻撃で致命的なダメージを負わせ勝利するという戦略を破壊するために、相手の攻撃を早期に探知し、報復するためのシステムが構築。
この戦略は相互確証破壊(Mutually Assured Destruction, MAD)と呼ばれる。

このため核を使えば、相手も核を使うため睨み合って動けない状況になったわけだ・・・もっともそのために相手と同等の戦力を保持しなければいけない。だから相手が軍備を増強すれば、こっちも増強といたちごっこ・・・ウルトラセブンで怪獣を倒すのに強力な兵器が作られ、主人公はそれを血を吐きながら続ける悲しいマラソンと例えたが、まさにそれだ。

さらに核兵器の小型化に よって、抑止力となる戦略核(国を滅ぼせる、政治交渉に使い得る威力の核)の他、戦場などで実際に使用される戦術核兵器も開発、ミサイルの精度の低さを補うための対空核ミサイル、確実に艦を撃沈するための核魚雷、敵部隊を一撃で殲滅するための核砲弾など様々な核兵器が 開発された。

核の冬

核兵器大量使用後に、地表は放射性物質で汚染され、放射性物質を含む灰が降ることで、灰によって日光が遮断。
そのため気温が低下、花は枯れ鳥は空を捨て人は微笑みどころか生きていけない環境になることが指摘される。

これが核の冬と呼ばれる状態である・・・機動戦士ガンダム逆襲のシャアで、いい加減人類にぶちきれたシャアがアクシズを落としてこの状態にしようとした。

対策はせいぜい核シェルターと呼ばれる地下施設が考案されたのみである。

冷戦の終結と核の拡散

いい加減収拾がつかなくなってきたので1991年7月から第一次〜第三次戦略兵器削減条約(START1。現在は3)による核兵器の削減が進んでいた。

ソ連崩壊後は、ロシアが戦略兵器削減条約を引き継ぐ形で進行していた。
もっともブッシュ大統領は核は使って何ぼと考えているため、ロシアもSTART2に調印こそしたものの、アメリカとの対立などから批准が遅れている。

ソ連崩壊後は、経済情勢の悪化・汚職の蔓延とごたごたで、ロシアから第三国への兵器・技術者の流出が増加しているとされる。
ここら辺はメタルギアソリッドでも使われた話だ。

日本

日本は世界で唯一、原子爆弾が投下された国であり、非核三原則をはじめアレルギーともいえるほど自国の核保有に対しては否定的意見が圧倒的多数を占める。
だが日本はアメリカ・中国・ロシアの核保有軍事大国の中間地点にある上に、周囲に朝鮮半島軍事境界線、台湾海峡など国際的軍事対立地点がある。

非常にきな臭い状況なのだが・・・迎撃システムくらいは完成させてもらいたいものだが・・・・・・あー、でも現行技術じゃ核ミサイル探知→迎撃に間に合わないか・・・ あ、ちなみに日本はやばいから核を持とうといってる連中もいますよ。

まともに自衛できる戦力もないし、いざ戦争しかけられたらどうにもならんぞ・・・え?戦争なんかならない?馬鹿なことを、侵略なんて一方的ですよ。

これはあれだ・・・アメリカ辺りに守ってもらうか・・・見返りはあれです。
アニメ・コミック・ゲーム・・・オタク文化をガンガン輸出して連中を洗脳です。
ジブリのために俺は日本を守るぜとか、思わせればいいんです・・・たぶん・・・

核兵器の意味

核兵器ははっきりいって威力はでかすぎる、放射能で汚染されると使い勝手は極端に悪い兵器で、その存在意義は 手を出したらやられるという抑止力、戦略的なものが強い。

十分な軍備のある大国なら、戦略的な意味合いが強く、弱小国は最後の切り札として核に頼る考えを持っている。

ちなみに核兵器を開発、配備しながら、廃絶したのは南アフリカ共和国だけである。

核散防止条約

核兵器の不拡散に関する条約Nuclear Non-Proliferation Treaty = NPT

核兵器の保有国を制限し、核軍縮を進めるための条約のひとつ。
1963年国連で採択、関連諸国による交渉、議論を経て1968年に最初の62カ国による調印が行われ、発効は1970年3月。
日本は1970年2月に署名、76年6月に批准。

インド、パキスタン、イスラエル、キューバは未加盟である。

条約では、1967年1月1日の時点で既に核兵器保有国であると定められたアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5カ国とそれ以外の国を分ける。
この5国については核兵器の他国への譲渡を禁止し、核軍縮のための交渉を進めることが義務付けられる。
核非保有国については、核兵器の製造、取得を禁止し、国際原子力機関(IAEA)による保障措置を受入れることが義務付けられる。

さらに原子力の平和利用については条約締結国の権利として認め、5年毎に会議を開き条約の運営状況を検討することなどを定めた条約。

25年間の期限付きで導入されたが、発効から25年目にあたる1995年に、NPTの再検討・延長会議が開催され、条約の無条件、無期限延長が決定された。

作品内

不謹慎と怒られそうだが、一応このサイトの趣旨なので創作作品における扱いもあげてみよう。

核を扱った作品はうんざりするほどある。
代表的なものははだしのげんであろうが・・・これ読んでないんですよね。

この手の核被害に関するものはかなりあるので、アクセント程度に使われている物に絞ってみよう。

北斗の拳は核戦争後の世界が舞台であり、アニメのOPナレーション199X年世界は核の炎に包まれた〜は有名だろう。
身長が2〜3m以上の連中がぞろぞろ出てくるが、おそらく放射能の影響だろう・・・恐ろしい。

ガンダムにおいても核は存在している・・・初代では南極条約で禁止されているという設定が出てきた。
続編の0083でも戦術核攻撃を前提としたMSが登場しているし、逆襲のシャアではアクシズ攻防戦で核が使われている(全部撃ち落されたが)
だがなんといってもSEEDだろう・・・アズラエルとかいうやつが核は持ってりゃ嬉しいコレクションじゃない、使うための物だとか喚いて・・・こんな考えしか出来ないやつが上につくようではお終いだ。

エルナサーガでは核爆発を引き起こす魔法も存在している。

真・女神転生では東京にICBMが落とされるイベントがある・・・ちなみにやったのは雷神トールが化けた米国大使トールマン・・・トルーマンにかけたのだろう。

ゴジラもそうだ、古代から生き残っていた恐竜ゴジラザウルスが核実験の放射能で変貌したのがゴジラである。

核というのは本当に様々な問題のある兵器だ・・・それゆえにこういった作品にも様々なメッセージが込められるのだろう。