小烏(こがらす)

平安 日本 長さ 100p 重さ 0.8s

小烏丸(こがらすまる)小烏丸太刀(こがらすまるのたち)ともいう。

平家に代々伝えられていた名剣で、江戸時代の刀剣書に最も古い日本刀の刀工の一人としてあげられている天国(あまくに)の作と伝わるもの。
もっとも実際は平安時代中期ごろの製作と見られている。

由来は、伊勢神宮の御使姫である八尺の大烏が桓武天皇のもとにこの太刀を持って来たという伝説によるもの。
平貞盛が藤原純友討伐(純友の乱939年)の時に朝廷から賜り、平家の宝剣として伝わったという。
壇ノ浦の合戦にて行方不明に。

以後、同様の作りのものにもこの名が使われるようになりました。
それゆえに、一口に小烏といってもその大きさは大小様々。
短刀サイズから大振りの物まであります。

特徴は刀身の先端から半分以上が両刃になっている鋒両刃造(きっさきもろはづくり)という独特の形状をしています。

茎の部分に強く反りがつけられていて、直刀から彎刀への中間様式を示し、斬ることにも刺突にも適した形状。
刀剣の造込みの形式に小烏造と呼ばれるものがありますが、要するにこの太刀の製法のこと。

自分のシナリオですと主人公がルーンを刻んだ大振りの物を使ってますが・・・