口裂け女

日の暮れた夕方のこと、ある小学生が学校の帰り道に、赤いコートを着込み白い大きなマスクを口につけた女性に「私キレイ?」と尋ねられた。マスクで顔の下半分が隠れていたのではっきりとはわからないものの、その女性はなかなかの美人であるようだ。
「きれいだよ」と答えた・・・するとその女性は突然マスクを剥ぎ取りながらこう言った。
「これでもかアアー!!」
その女性の口は耳まで裂けていた。
恐怖のあまり、その子は走って逃げ出したが、口の裂けた女はものすごい速さで追いかけ簡単に捕まえてしまう。
「お前も私みたいにしてやる!!」
そう言った女の手には、いつのまにか鎌が握られその鎌で口を・・・

この女は整形手術の失敗で口が裂けたようになってしまったらしい。
それ以来、精神に変調をきたした彼女は夕方になると下校途中の子供たちを襲い、その口を鎌で片っ端から裂いているという。

これが80年代初頭の日本に、広まった口裂け女の典型的な例である。とはいえ噂話の類なので様々なバージョンがあります。

この噂が最も活動的だった期間は1979年の春から夏にかけてと短かいが、この期間で日本全国に知れ渡り、多くの子供たちを恐怖の底へ突き落とした。
口裂け女は整形手術の失敗が原因で口が裂けてしまったと言うのが一般的な説。
つまり元々は人間ということである。

だが一説には彼女は100メートルを3秒で走り、隠し持っていた鎌、あるいは包丁、ナイフ、かみそりなどによって口を耳まで裂き、あるいはその裂けた口で子供を頭から食い殺してしまうという。
もはや人間とはいえまい。だがこういう話は意外と多い。
嫉妬に狂い、身も心も鬼になった女の話は昔話にはよく出てくるものだ。
口裂け女も、精神的ショックでその身を鬼に落としたと取ることも出来ます。

彼女から逃げる方法は、べっこう飴(あるいは「小梅ちゃん」)が大好物で、逃げるときにこれを道にばら撒けば彼女は食べるのに夢中になって子供を見逃してくれるらしい。
他にはと「ポマード」と3回(あるいは2回)唱えれば彼女は怯む、もしくは逃げてしまうという。
彼女の整形手術を担当した医師は頭にポマードをべったりつけていたので、トラウマを呼び起こさせるのだそうだ。
最初の質問に、はいともいいえとも答えずに「まあまあ」と答えると助かるという話もある。
どっちにしろ襲い掛かってくるなら試すだけ試すのもいいかもしれない。

ちなみにもとは「子供を襲う異常者がうろついている」レベルのお話で、尾ひれが付いてこうなったらしい。
噂なんてそんなものである。

最近は韓国に出没しているらしく、各小学校などで、怖がる子供たちに対し、教師が授業時間を割いて「根も葉もない話」と説明するなど、教育現場に深刻な影響を与えているそうだ。

向こうでは赤マスクと呼ばれているそうだ。年のせいか、若干能力がダウンしているみたいである。

自分のシナリオは・・・あんまり使えないですね。基本的に登場人物は規格外の戦闘力持ってるんで・・・
出て来たら・・・瞬殺、あるいはもう許してと喚き懇願するぐらいぼこぼこにするか・・・ギャグキャラにしかならん。