村雨

謎のとか、頭につきませんよ。お城でもないですからね。
さらに言うと、不死身の人でもありません。

村雨丸とも。

1767〜1848、曲亭馬琴(瀧澤馬琴とも)作、全98巻106冊、日本古典文学史上最長の江戸時代後期の人気小説である南総里見八犬伝の主人公、犬塚信乃の愛刀。

抜けば玉散る氷の刃のフレーズは有名。

中心なかごは露を帯び、人を斬れば村雨のごとく水が滴り、血を洗い流すという名刀。
また霧を吹いて、小規模の火事を消し止めるという記述も・・・

太刀に分類される。

近年の創作作品では、しばしば妖刀の名を冠される。村正と読みが似ているので混同されたのかもしれない。