オリハルコン

Oriharukon

白いイルカに乗った少年の短剣・・・げふげふ。

オリハルク、オレイカルコスOreikhalkosとも。伝説の大陸アトランティスの伝説に登場する金属。

直訳すると山真鍮・山青銅。
山Oreiと銅・青銅・真鍮Khalkosから来ているらしい。
そのため、オリハルコンは青銅などを神格化したものだとも言われる。
ヘシオドスはそれらの極度に純度の高いものでは?としている。

古代ギリシアの哲学者プラトン著クリティアスで言及されており、火の如き輝きを放つ不思議な金属だそうだ。
純粋な状態では金よりも軟らかく、合金にすると白金よりも硬くなり、ひやりと冷たいが、金属全体からオーラのような揺らぎが立ち昇っていたという。さらにアルミよりも軽かいそうだ。
炎のようにという表現から、赤い輝きを連想するが、どうも銀色のようだ。

価値は金の次ぐらいだったそうだ。

飛行船を宙に浮かせる事が出来るともあり、一種のエネルギーのようなものを指していたのかもしれない。
ある説では、放射性物質だったのではという恐ろしい説がある・・・そんなもんあちこちに・・・

創作作品においては様々な扱われ方をする、非常に料理のしがいのある題材。
武器の材料、一種のエネルギー・概念などなど。
また魔法の力を秘めていたりもする。
ちょっとファンタジーの入ったロボット物ではロボットの材質に使われたり、まあ名前を当てはめてるだけのようですが。
その場合、オリハルコニウムという名前が使われることも。