青龍

蒼の字が使われることもある。

向こうの読みならチンロン。蒼ならツァンロンかな?

五行思想や風水の東西南北を守護する四神の一体で東を守護する聖獣。

長く舌を出した龍として描かれるが、その名の通り青い色をしている。
しかし古代の壷などに描かれたものは頭だけ白や黄色のものも存在する。

地相では流水、すなわち川を表す。季節は春、時間は朝。

風水的には天から恵みの雨を降らせ、豊作をもたらし家運を隆盛させるとされる。

古今物語集には聖徳太子の魂だけが青龍に乗って中国に渡り、仏教の経典を取って来たというとんでも話がある。

年号でも使われ、三国時代、魏の明帝曹叡、233年〜237年。
五胡十六国時代、後趙の義陽王石鑑、350年。
五胡十六国時代、後燕の時に蘭汗が建てた年号、398年。

各作品における登場頻度は高いが、単体で取り上げられることはまず無く、他の四神と一纏めで出てくることがほとんど(これは他の四神にもいえる)

以下、蛇足。

特に青龍が目立つ作品では、スーパーロボット大戦α。
半生体兵器「超機人」の一体、龍王機、主人公機である。
当初は相方が白虎の虎王機ということもあって、龍虎がモデルかと思われたが、武王機、雀王機の二機を合せて四神の超機人が存在することが判明。

ちなみに武王機、雀王機は敵になってしまい、龍王機、虎王機によって破壊されている。
龍虎と雀武はそれぞれ龍虎王・虎龍王と雀武王・武雀王に合体できるが、四体合体できるかは知らん。
出来て黄龍機とかになったら面白いんだが(あくまでも自分的に
第3次αで両機のパーツが竜虎に受け継がれることになった。

ちなみに四神の上に四霊の超機人がいて応龍・鳳凰・麒麟・老亀がモデルになっている。

龍虎王は応龍によって破壊されたが応龍も龍虎王によって破壊され両者は深い眠りにつくことになる。

このエピソードはコミック「龍虎王伝」に収録されている。