入門編5 OSIの流れ
前回やったOSIの七階層は覚えてもらったことと思う。
ああばっちりだ。貧狼、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破ぐだったな。
破軍な。
って違う!!
冗談だ。アプリケーション層、プレゼンテーション層、セッション層、トランスポート層、ネットワーク層、データリンク層、物理層だろ。
今回はそれぞれがどんな役目を担っているかを極々簡単に説明する。
重要だぜーー!!ネットワークの門を開くための七つの鍵の守護者だ!!
そこまで大げさなものではない。
ないのかよ!?
まあ重要ではあるから、覚えてくれ。
アプリケーション層
まずは第七層、アプリケーション層だ。
アプリケーションってのは結局なんのことだ?用語なんかはあんま詳しくないんだが。
適用、応用、利用方法などを意味する言葉だ。
PCなどでいうアプリケーションというのはアプリケーションソフトウェアのことだ。文書や画像、メール、そして今ここを見るために使用しているWEBブラウザもアプリケーション。ようはPCを利用するためのソフトウェアのことだな。
余談だがアプリケーション層は応用層ともいう。
さてさて、アプリケーション層というのはつまり俺たちがPCを利用する際に使うソフトウェアが動作する部分だ。
例を挙げるとメールだが、色んなメールソフトがあるものの共通プロトコルが定められている。
SMTPと言ってな、他はどうでもいいがメールを送るときは送信先、送信元、返信先、件名、本文ははっきりしやがれと定めているわけだ。
つまりソフトウェアが通信する際に何をするかを決めるところということか?
そうだな、そんな感じだ。まずは概念を覚えないことには話にならんからな。
他にもインターネットを見るときに主に使われるHTTP、ホームページにデータをアップする際に使うのはFTP、FTPの簡易版にTFTPってプロトコルがある。
まあこういう細かいのをいきなりやっても覚えられんだろうから、今回は大まかな概念として
アプリケーション層=メールソフトやらテキストソフトやらが動作する場所
と覚えてくれればいい。難しいことは後でやればいい。
プレゼンテーション層
プレゼンテーションとは贈呈、紹介、提出、表現、演出という意味の言葉です。
この場合は表現でしょうか。
紹介でもいいかな。ようはこのデータは何ですか?というのを定義するわけだ。
となると、画像なのか音楽なのかってことか?
そうだ。このデータは音楽で形式はMIDIだとかmp3だとか、これは画像で形式はJPEGだー、これはPNGだーとか。
はたまたこれはテキストで、文字データはASCIIだ、Unicodeだってのを扱うところだ。
データの圧縮方式や文字コードを扱うということだな。
そ、この形式はこういう風になっているからこう扱いなさいって決めて
、コンピュータに分かるように0と1に変換するところだな。
一言で言うと
プレゼンテーション層=データの扱い方を定義するところ
こんな感じかな。
セッション層
セッションとは打ち合わせ、話し合いといった意味の言葉だ。
この層が行うのはデータのやり取りの仕方を文字通り打ち合わせるんだ。
というと?
データを送るだろ、送ったら受け取るところがある。
どこのPCのどのソフトで通信を行い、このPCのこのソフトにデータを送るように経路を作る。
テキストのソフトウェアに画像や音楽データ送られても困るだろ。
因みにこれをプロセス間の通信と言う。
プロセスというのは処理や過程と言う意味です。コンピュータ間では非常に様々な意味がありますが、一言に纏めると処理中のプログラムということです。
後は通信を始める、終わる・・・つまり経路を開く、閉じるというところまで行う。
つまりセッション層とは通信を行う際に、適切な通信相手とそのソフトウェアとの道を確保して管理を行うということか。
そうだ。そんな感じで覚えてくれ。
まあ、道というよりは出入り口の方がいいかな。
ちなみに第七層からこの第五層までは同じプロトコルで纏めて処理することが多いぞ。
OSIはあくまでも概念だからな。
トランスポート層
データの送受信方法を定義するところだ。
俺の役取るなよ・・・
送り方に受け方・・・具体的にはどういうことだ?
それは
セッション層が道を確保するなら、トランスポートは文字通り輸送方法の定義だ。
俺の役を取るなと言っとるだろうが!!
ベホマ
がふ!?
五十嵐に189のダメージ
異常に頑丈だと思ったら死人の類だったのか・・・
むしろ魔王の類だろう。
トランスポートは輸送という意味だ。有頂天にさせるという意味もあるが、ここでは無論輸送のほうだ。
現実で例えるなら、電車を使うか、車を使うかなんてことを決めるところだな。
ここで使われるプロトコルはTCPとUDPというのがメインだ。
TCPは信頼性が高い。ちゃんと送信出来てるかしつこく確認して管理するからだ。
UDPは信頼性が低い。データを送るだけで管理しないからだ。
それだけ聞くとUDPはいらないみたいだが・・・使われてるってことは何かしらの利点があるわけだな?
ああ、UDPはデータ送るだけだから動作が速いんだ。だから信頼性をあまり必要とせず、速度を求められるときに使う。
精度よりも速度をとるシステムということか。
つまりトランスポート層は精度重視か速度重視かを決めるところということですね。
まあ厳密には違うが、そう覚えてもらってもいいかな。
ネットワーク層
どこのネットワークと通信するかということを決めるところだ。
うむ、これはどのネットワークのどのPCにどんな経路で送るのかを定義する。
住所を管理して、輸送ルートを決めるということだな。
そうだ、目的地に至る経路が一つとは限らんからな。どの道を通るかを決める。
そしてネットワーク上の住所となるのが論理アドレスLogicalAddressだ。
論理アドレス自体もいくつあるが、主流となっているのがIPアドレスだ。
データリンク層
実際に接続された機器とのやり取りを司る部分だ。
このケーブルではこのような信号でやり取りするなど
ということを決めるところだな。
他にも送信元と宛先の情報、エラーの検出の仕方なんかを決める。
ここでデータの送信元と宛先を決める住所がMACアドレスまたは物理アドレスと呼ばれるものだ。
論理アドレスとはどう違うんだ?
論理アドレスはある程度変更が可能なんだ。それに対し物理アドレスは文字通り、通信に使用する機器そのものに
物理的に設定されているもので、世界に一つだけのアドレスだ。
論理アドレスが住所を定めたものなら、物理アドレスは指紋みたいなもので、どの機器かを特定するものだ。
このアドレスというのは非常に重要なものだ。ネットワークに関わるなら必ず必要になる。
山を登るときルートもわからん!頂上がどこにあるかもわからんじゃ遭難は確実だからな。コーラを飲んだらゲップが出るくらい確実だ!!
物理層
この物理層は一番簡単に説明が出来る。そのものずばり、物理的なことを定めたところだ。
ケーブルの材質やコネクタ部の形状などだ。
他にはデータと電気信号の相互変換方式、電圧などの規定なんかだな。
機器の形状や、データを電気信号に変換する方式か。
なるほど簡単だな。
こうやって第七層のアプリケーション層から送られたデータを、順番に下の層に送っていきそれぞれの層で処理をして、最後に物理層で電気信号に変換して送り出すわけだ。
送られたデータを受け取った際には、物理層から上の層に処理を上げていくわけですね。
本当は途中でパケットやらセグメントやら、細かい処理をしてるんだが今回は大まかな流れを覚えてもらいたい。
さてここで余談を挟むか・・・
物理層の下に土建層といって、ネットワークを設置する建物の形状を指すことがある。
さらに第七層の上にユーザ層、財務層、政治層、お金層、宗教層などで八〜十層を表すことがある。
俗語の類だ、覚える必要はないぞ。
では次回は覚えて置くべき機器や単語についてやるぞ。
登場人物
作者
このサイトの管理人。
IT関係者の分際でOSI参照モデルより、北斗七星の中国名の方がすらすらである。
五十嵐
オリジナルサウンドノベル「ナイトロード」の脇役。
重度のマニアであり、実はハッキングも出来たりする。
アルス
このサイトにて公開している荒唐無稽オリジナル巨大ロボット小説「フレスベルク」の主人公。
本来はもう少し砕けた口調なのだが、先祖の龍星の手前、丁寧な口調を心掛けている。
上記三名のアイコンは樹氷さんより頂きました。
龍星
オリジナルサウンドノベル「ナイトロード」の主人公。
コンピュータに関しては素人に毛が生えた程度だったがのだが、五十嵐に馬鹿にされたのをきっかけに猛勉強した過去があるという裏設定がある。
アイコンは当サイトオリジナルです。
ランサー
TYPE-MOONのPCゲーム「Fate/stay night」の登場人物。
正体はケルト神話で語られる英雄クー・フーリン。
ゲーム内では軽いが、ルーン魔術も使えるので頭は悪くないはずである。
相楽宗介
賀東招二著のライトノベル「フルメタル・パニック!」の主人公。
シロというアルビノで隻眼のベンガルトラのペットがいる。
シロちゃんは今どうしているだろうか?
上記に二名のアイコンはmaaと愉快な仲間達様から頂きました。