NO.168

トーア「彼はゾナハ病の子供達のために、戦って来たのだと言った・・・
苦しんで死にそうになっている誰か・・・・・・戦えない誰かのために戦ってきたと・・・

人間は・・・他人のために、あれだけ戦えるのだな・・・・・・

今、彼は自らが死にそうになっている。ミンシア、フランシーヌ人形は、少しも変わってはいなかったよ。」

ミンシア「それは・・・人形だから・・・・・・」

トーア「 そう・・・人形は、変わらない・・・死にもしない・・・だが、人間はちがう。彼は・・・私が手当てをしなければ死んでしまうのだ。

ああ・・・なんて愛しいのだろう、人間という生命は。

いくら年を経ても、赤子のまま・・・はかなくたよりなくて・・・

他人がいなければ生きてゆけないのだ。

ミンシア、愛しく思うということは、その対象が何よりも美しく見えるということだ。

もうフランシーヌ人形を美しいと思う自分は、消えたよ。」

ミンシア「トーアさん・・・・・・」

トーア「弱き者のため血を流し、痛苦に耐える人間が・・・私には、あの人形より、幾倍も美しく見えたのだから。」

出展:からくりサーカス21巻33〜35P

系統:信念系

投稿者:管理人


管理人コメント:痛苦に耐えて血を流す漢を助けるために、復讐者は医者として散っていった。