日本キリスト改革派静岡教会 関連文書・宣言

日本キリスト改革派静岡教会設立50周年記念宣言
                                                         
                                                           04.5.2 小会にて決議                

 わたしたち静岡教会は、1954年、日本基督改革派静岡伝道所として設立されて以来、主なる神の豊かな憐れみによって、50年の歴史を導かれてまいりました。わたしたちは今ここに、教会設立50周年を記念して、21世紀の時代を生きる教会の歩みを、主なる神の御手に委ねて歩み続けるために、主の御心をわたし達のヴィジョンとする、次の決意を表明致します。

T『願わくは御名を崇めさせたまえ』(神の栄光のために)  

1私たち静岡教会は、50周年を記念して、教会と信徒は信仰と生活の全面において“神の栄光を現わすこと”を第一の目標として掲げます。

2私たちは、まず主の日の礼拝を捧げることをもって、神の栄光を現わします。

3私たちの教会は、日本キリスト改革派教会創立30周年記念宣言「教会と国家に関する信仰の宣言」を基礎として、常に「キリストの主権」に従って行きます。又、21世紀に起こり来る新たな社会的課題に対しても、真摯に主の御旨をたずね求め、神の栄光のために対処します。

U『御国を来たらせたまえ』(神の国と教会の進展のために)

【福音の伝道】

4私たちは、「すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられる神」の、大いなる愛の御心に迫られ、心を込めて神の国の福音を宣べ伝えます。そのために、恵み豊かな神の憐れみにより、聖霊の恵みによって、人々の心が耕されて福音を受け入れ、実を結ぶ心とされますよう熱心に祈ります。

5私たちの教会の生命は、神の国の前味としての公的礼拝にあります。それ故、神の言葉が宣べ伝えられ、聖礼典が喜びの内に行なわれる主の日の礼拝こそ、伝道の最高の機会と考えます。

【信仰の告白】

6私たちは、世界の四大公同信条と共に、ウェストミンスター信仰規準を告白し、日本キリスト改革派教会の歴史の中で採択された「信仰の宣言」に学びつつ、教会形成に励みます。

【教会の政治】

7私たちの教会の政治形態は、長老主義政治こそ最も聖書的な形態であると信じます。それ故、私たちの教会は、長老主義政治について、聖書と共に政治規準・訓練規定・礼拝指針を良く学び、中・大会の交わりを尊重し、主の聖旨に適う教会の形成に努力します。

【主の再臨と御国完成の希望】

8私たちは、日本キリスト改革派教会60周年を記念して採択される「終末に対する信仰の宣言」に則り主の御名によって集う、私たちの礼拝の唯中に聖霊において臨在しておられる主が、その御身体をもって再臨され神の御国の完成の祝福の中へ導き入れて下さることを切に待ち望みます。

V『御心の天になる如く、地にもなさせたまえ』(善き業・愛の業のために)

【執事的愛の働き】

9私たちは、主の御心が天になる如く、この地上にも行なわれることを祈り求めつつ、教会の制度としても、又信徒としても、すべての善き業、とりわけ執事的愛の業に積極的に取り組みます。

そのために教会の内外に注意深く心を配り、何が神の御心であり、何が主に喜ばれる善いことであるかをわきまえるよう祈り求めて歩みます。

【社会的愛の働き】

10私たちは、福音を現代社会に伝達するための有効な手段であるホームページを活用するなど、苦しみ悩む人々の心に福音を提供すると共に、すべて称賛に値する善き業についての理解と関心を抱き、神の御心に適う働きに対しては、神の恵みと導きとを執成すことによって協力してまいります。アーメン。

「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、

 主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、

 捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、

 圧迫されている人を自由にし、主の恵みの年を告げるためである。」

ルカ福音書4章18〜19節 
 
主の2004年5月9日   

 
日本キリスト改革派静岡教会



50周年の解説文書はこちらからご覧になれます。