日本雁を保護する会(JAWGP

2015/2016 シーズン ハクガン飛来概況

国内に飛来し越冬したハクガンの数は、少なくとも251羽(成鳥112羽、幼鳥92羽、不明47羽)になると考えられます。この結果は、飛来数においても、越冬数においても、過去の記録を大きく上回る新記録となります。なお、観察されたハクガンは、すべて 白色型でした。

251羽の内容は次の通りです。

1)    八郎潟・小友沼で越冬した237羽(成鳥110幼鳥80不明47)。

この群れのほとんどは、十勝川下流域を経由して移動しているとみられます。

2)    伊豆沼、蕪栗沼周辺の宮城県北部で越冬した11羽(成鳥2幼鳥9)

3)    東京都足立区荒川河川敷で越冬した3羽(幼鳥3)

この他に、散発的に各地で観察された個体は、上の群れのいずれかと同一の可能性があるので、別個体とはしませんでした。