日本雁を保護する会(JAWGP

2016/2017 シーズン ハクガン飛来概況

国内に飛来し越冬したハクガンの数は、少なくとも358羽(成鳥239羽、幼鳥101羽、不明18羽)になると考えられます。この結果は、2015/2016冬期の記録251羽を大きく上回る新記録となります。なお、観察されたハクガンは、すべて 白色型でした。

358羽の内容は次の通りです。

1)    八郎潟・小友沼で越冬した344羽(成鳥234 幼鳥92 不明18)。

厳冬期(20171月末〜2月初)には、この群れの大半は朝日池に移動しました。

この群れのほとんどは、十勝川下流域を経由して移動しているとみられます。

2)    伊豆沼、蕪栗沼周辺の宮城県北部で越冬した9羽(成鳥4 幼鳥5)

3)    朝日池で越冬した1羽(幼鳥1)。

4)    千葉県印西市本埜の「白鳥の郷」で越冬した1羽(成鳥1)。

5)    片野鴨池、邑知潟を経由し宍道湖で越冬した3羽(幼鳥3)。

この他に、散発的に各地で観察された個体は、上の群れのいずれかと同一の可能性があるので、別個体とはしませんでした。