日本美術刀剣保存協会   山梨県支部

 
 


日本刀は武器として優れているばかりではなく、それ以上に芸術作品としても優れていることは世界によく知られているところです。

日本人は、「古事記」にある三種の神器である、鏡、玉と剣のうち、剣を最も大切にしてきました。12世紀に鎌倉幕府が開かれて以来、武家が政治を担ってきたことも刀剣に対して畏敬の念を抱くことになる大きな要素になったと思われます。江戸時代になると刀剣は武家にとって、もっとも大切なものとされ、大名間の贈答にも多く使われました。

大切にされてきたせいか、平安末期のような1000年近くも経っている刀剣も数多く残り、一般愛好家の所蔵品になっています。これは絵画、彫刻やその他の工芸全般から見ても極めて特殊なことです。


日本刀の芸術的要素は、「姿」・「刃文」・「鍛え肌」の三つです。

日本刀は、古墳時代や奈良時代の直刀の後の時代である、平安時代以降は、一見、同じような「姿」ですが、戦闘様式の変化によって微妙に「姿」が変わってきました。また、「刃文」や「鍛え肌」はそれぞれの時代、地域や流派の刀工によってさまざまなものが作られました。


日本美術刀剣保存協会山梨県支部は、世界に誇る文化である日本刀の魅力を普及啓蒙するための活動を行っている非営利団体です。




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日本刀は我が国固有の文化です。