石見長浜人形

 この「長浜人形」は征韓の役に連れ帰った鮮人陶工李陶仙、李陶仁のふたりを永見氏隆が現在の浜田市美川で窯業を営ませたことが機縁となり、永見の子孫の永見城介が人形の創始者といわれてる。そして藩より類職差止の保護を受けて繁栄し多くの製品を各地に送り出した。製品は神楽舞の面、人形、動物などで 制作年代を反映した物も多く、長浜天神など庶民の生活と密接な関係をもつ物から、美術的価値も高く評価されている人形や置物もある。ルーツは京都の伏見より伝えられたという長浜人形は、他の地域の郷土人形と比べても、細工、色彩等劣らない物です。古いものでは永見巌の動物や、木島杢助、峠崎石舟等を展示