日本蜜蜂について

         みなさんが「国産蜂蜜」としてご購入されているものは、そのほとんどが
        西洋蜜蜂のハチミツです。
        日本では明治以降に輸入された西洋蜜蜂が、その集蜜力の高さと家畜と
        しての扱い易さから養蜂業の主流となっています。
         
         いっぽう日本蜜蜂は明治時代よりも遥か太古から日本に存在している野
        生の蜜蜂です。 日本蜜蜂は四季折々の花々から花蜜を集め、蜂同士(外
        勤係→貯蔵係)で口移しすることで日本蜜蜂特有の酵素が加わり花蜜から
        蜂蜜へと変化してゆきます。 貯蔵係がその後も口から出し入れを繰り返し
        羽で風を送り水分を飛ばすことで蜜を熟成させ日本蜜蜂ならではの複雑で
        深い風味豊かな蜂蜜が生まれるのです。

         しかし日本蜜蜂は集蜜力が西洋蜜蜂の1/5~1/10と低いこと、また
        野生種故に環境が合わないと巣を置いて群れごと逃げてしまうなどの飼育
        の難しさから大量生産ができず、その蜂蜜は市販されることがほとんど無く
        養蜂家から直接購入しなければ手に入らないことから「幻のハチミツ」と言
        われております。
              以下に日本蜜蜂と西洋蜜蜂の特徴をまとめてみました

 

約13㎜~18㎜  体の大きさ  約15㎜~20㎜ 
 黒っぽい  体の色  黄色が鮮やか
 単独で種々の花からこまめに集める  蜜の集め方 花群に集団で通い、同じ花の蜜を大量に集める。
 甘みの中に僅かな酸味を感じる深い味わい。
濃厚な甘みであるが、後味がすっきりしてしつこくない
 蜜の味  ストレートな甘みで花の種類ごとに特徴がある。甘さ
が残る後味。
 西洋蜜蜂の1/5~1/10  蜜の生産量 日本蜜蜂の5~10倍 
 1~2キロメートル  活動範囲 3~4キロメートル 


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