母親であること・職業人であること
結婚して、仕事を辞める人はあまり見かけなくなりました。そして更に、一人目の子供で仕事を辞める人も減っている気がします。ですが、私の周りには二人目で辞めてしまう人が結構います。
他の人のことは分りませんので、それがいいとか、悪いとかと言うのは言及しませんが、私は辞めたいとは思わなかったし、辞める理由もありませんでした。
なぜなら、仕事が好きだったから。そして経済的な理由もあったかと思います。逆に言えば、働いていなかったら３人は産めなかったでしょう。経済的な余裕がきっとありませんでした。
仕事が好きだから続ける、これは当たり前のことです。あとは仕事をしている間、子供たちをどうするか、という問題だけ。そして保育園があるわけです。いい保育園にめぐり合えた、これも私が仕事を続けられた一つなのかもしれません。
私の仕事は世の中的にはＳＥと呼ばれているものです。この仕事、実に残業の多い仕事です。
さて、私はどうか・・・といえば、残業時間は年間１０時間に満ちません。でも、私は仕事をサボっているとは思っていませんし、それなりに成果もあげてきたつもりです。
もちろん、様々な人たちのサポートがあるのも確かです。周りの人間が私の帰宅後に顧客対応をしてくれたことも何度もあります。私に連絡をくれたこともあります。どうしても残業時間に打ち合わせなどが入ってしまう場合は、免除してもらうこともあります。
そう、皆さんが私を助けてくれるからこそ、今までがんばれました。・・・と書くと、お前は甘えている、と言われそうですが、それで自分がつぶれてしまっては仕方ないのです。
「子供は社会が育てる」という意識を持ちましょう。将来を支える子供たちは母親だけあるいは両親だけが育てるのではなく、社会全体で支えていくべきだと思うのです。ほら、そう考えれば自分のすべきことがわかるでしょ？
いや、どうしようもない時は、家で夜中まで作業していますけどね。
うちの旦那さんは、最近のお父さんたち同様、できることは時間さえあれば何でもやります（よく「やってくれる」といいますが、同じように働いているのですから「やる」のが当然です）。ただ一つ、料理はちょっと・・・ですね。
確かに私がつわりでなにも出来ないときは、子供たちに朝ごはんを作ってあげていたようですが、いったいどんなものが出ていたのか、未だに怖くて聞けません。
でまた、私は結構料理が好きなのです。でもね。やっぱり時間がありません。
夕飯は２０分で全てを作り終えるので、煮物なんてしている余裕はなし。
それでも土曜の夜、１週間分のレシピを用意して買い物に望み、日々そのレシピに沿って料理をこなしています。
もっと複雑な料理を作りたくて、育児休暇中は色々チャレンジしたのだけれど、今は全然ダメ・・・。それでも毎日「おいしい」と言ってくれる家族が私の励みです。