魚菜王国いわて

日本の突出した賃金上昇の影響

韓国での燃料調達
今、海外へマグロを求めて航海しようとする大型マグロ船は、どこで燃料を仕込むのであろう。
日本ではないことは確かだ。
それは、何と韓国!。
マグロ漁場とは反対の方向の韓国で燃料を積むのだという。
津軽海峡をわたって燃料を仕込み、再び津軽海峡をわたって太平洋へと航海しても、韓国の燃料の安さでは“儲かる”のだそうだ。
これは、日本の燃料が異常に高いせいなのだが、これに転嫁されているのは、やはり異常に高い日本の賃金であることは言うまでもないだろう。

大型漁船の外国人乗組員
大型マグロ船にしろ、大型イカ釣り船にしろ、外国人乗組員をかなり雇っているのは、今や常識である。
というより、そうしなければやっていけなくなっている。
日本人の船員の給料が高いからであるが、オカの人たちから比べると高くもなく、むしろ安いほうなのだ。
この影響で日本人船員は余ってしまって、今さらオカの職業が務まるわけがないし、職に就くのがもっとも大変な人種になってしまった。
外国人乗組員も、そのうち賃上げ要求してくるだろうから、大型船の事業継続は、ますます困難になるだろう。



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