魚菜王国いわて

組合員になるには?

漁協によって違うと思うので、概略だけ説明する。
1年に、ある一定期間の漁業従事日数を認められれば、役員会にかけられて資格を得ることができる。
つまり、どこかの漁船に乗って、あるいは、養殖漁業に従事して生計を立てれば、確実に組合員資格はとれる。
その後、各漁協で定められた出資金を支払えば、晴れて漁業ができるのである。

問題となるのは根気だろう。
漁業は、オカの仕事に比べて、根気が必要だ。
収入は、自然条件にかなり左右され、呆然とすることも多々ある。
ゆえ、地道に、あらゆる準備から後始末まで、自分の能力にあった規模でやっていかなければならない。

“K”のたくさんつく職業ではあるが、それは、オカの仕事と比較しての話である。
生まれたときから、この商売の中で暮らしてきた私にとって、“K”という意識はない。
逆に、オカの仕事が楽になりすぎたのだ。
何のことはない。
同じ人間でやれない職業ではない。
むしろ、体を動かす分、健康的な職業である。

漁師を嫌う理由の“K”は、自分の意思の弱さを示すものだ。
根気さえあれば、ご飯を食う分には困らない。



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