魚菜王国いわて

太陽エネルギーは偉大だ!

太陽光発電、風力発電に対する幻想」で、太陽光発電のことを、私は散々こき下ろしましたが、小さい太陽電池パネルについては、市場の要求からなくなることはないようです。
例えば、成功例として、電卓などの電子部品。
漁業関係で言えば、陸上から離れたところにある標識灯など。
あと考えられるのは、人里からかなり離れたところで、しかも不安定な電源供給でも良いという需要があって、電線を張る場合の総合的な石油投入コストと比較して太陽光発電が優位に立つ場合などなど。

暖を取る場合、石油エネルギーを電気エネルギーに変換すれば、効率が落ちるということは、すでに触れましたが、太陽エネルギーも同じこと。
太陽エネルギーは、何も電気エネルギーだけに利用されているわけではありません。
人間の食べ物、米、小麦などの主要穀物は、太陽光線なしでは育ちません。
あらゆる植物は、太陽光線による光合成によって成長し、実を結びます。
漁業ではワカメ、昆布などの海藻類。
間接的には、あらゆる地球上の自然現象は、太陽活動によって起こっているものですから、そのエネルギーといったら、どれほど偉大なものか!
せっかく骨折を経験しましたからついでに書きますが、私たち人間の骨の形成にはビタミンDが必要です。
そのビタミンDは太陽光線を浴びることによって、皮下で形成されるそうです(漁師は食生活や生活環境上、骨は丈夫)。

最も身近な太陽エネルギーの恵みは、何といっても、昼間の照明。
これを電気エネルギーに換算したらどうなるんでしょう?
地球半分を常時照らす電力はいくらほどになるのか誰か計算してください。
無料で道路や海を照らしてくれているんですから、ホント太陽に感謝しなくちゃいけませんね。

いろんなエネルギーが地上には存在するんでしょうが、以上のことから、どんなエネルギーでも、わざわざ電気に変換しなくても、別の方法で効率よく使ったほうがいいということのようです。

地球上に石油エネルギーがなくなっても、太陽エネルギーがあれば、人類が滅亡することはありません(←少し大袈裟ですが)。
(2004年12月29日)



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