自転車は、昔と違い購入価格も安価になったせいか買い求めやすくなりましたね。また自然環境にやさしく健康アップにもつながるせいか、今では利用者が特に多くなったようです。しかしながら、それに伴って交通事故も増加の傾向にあることも事実です。では自転車運転事故対策はというと、どうなっているのでしょうか。

　

　法的に危険運転罰則規定はあるものの、事故対策に関する実態は放任しているのが実状ですね。しかし自転車にも人命に係わる違反行為がある訳です。例えば「飲酒運転・二人乗り・信号無視・無灯火運転」などが考えられます。もしも取り返しの付かない事故を起こしてしまったとしたらどうでしょう。被害者は勿論のこと、加害者の人生までもが結果的に大きく狂ってしまいますね。また補償対策にしても、自動車保険のように自転車保険に加入している人は少ないでしょう。でも損害賠償責任の発生する事故を起こしてしまったとしたら、やはり賠償責任を負わなければならないのです。一体、償いの人生なんて誰が望みますか。

　

　現代は車社会ですね。自動車運転における安全対策として、シートベルトやチャイルドシートの装着が義務化された今日、自転車業界における安全対策も真剣に考えていただきたいものです。特に無灯火運転などに関しては、せめて「自動点灯ライト」の導入だけは義務化してほしいですね。

　いずれにしても、安全運転義務違反とは自動車だけに限ったことではない訳ですから、自転車に対する整備不良車の取締り強化なども本気で取り組むべきでしょう。また違反者に対しては、遠慮なく反則金（罰金）を科すべきでしょうね。