Column

   災害復興の陰に
 原発事故の風評被害が吹き荒れるなか、誰もが必死で立ち直りに懸けている。先は未だ見えてこないが、被災地の人々に対する「いじめ」のような犯罪行為とは如何なものだろう?
 
@駐車場で「福島県ナンバーの車」のフロントガラスが割られた。
A駐車場で「福島県民は来るな」と車に落書きをされた。
 
 これは栃木県那須町で実際に起こった事件だが、栃木県民の仕業とまでは言わないが情けない話である。また最近では静岡県のお茶の葉からも放射能が計測されたとも聞いている。要するに何処に行っても同じことなのである。ならば逃げるのではなく、如何にして今の日本を立ち直らせるかがすべてだろうに...。
 以前、温泉に行った知り合いが「放射能検査済証明書」の提示を求められたと言っていたが、まったく馬鹿げた話だった。原発施設の保有県は、何も福島県だけに限った話ではない。然るに福島県以外でも原発事故が起これば同様の被害が発生する可能性がある訳である。つまり今回の原発事故も対岸の火事騒動では済まされないということだ。それにも拘らず意地悪をする人間がいる現実とは...誠にもって情けない限りである。
 
今、国民が一丸となって協力し合わなければならない時です。
まったく「主権争いをしている政治家」と同じでは困りますね。
 
がんばろう福島!
がんばろう東北!
がんばろう日本!
更新日時:
2011/05/20

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