Column

   通り魔事件
 12月17日、茨城県JR取手駅西口で通り魔事件が起きた。市民を狙った無差別殺人未遂事件だ。容疑者(27歳)の犯行の動機は、「人生を終わりにしたかった」という短絡的なものだった。そういえば、2年前にも東京秋葉原で同じような通り魔事件があったな。あの時も確か青年の犯行だったと思う。また犯行の動機も、「人生が嫌になったから」というものだったように記憶している。と考えると、犯行の動機も同じ内容だ。まったく、あまりの身勝手さに途方もないくらいの憤りを感じるなぁ。関係のない市民の生命を脅かし、巻き添えにする精神構造といい20代で人生が嫌になっただと!ふざけるな!と言いたい。人は人生を全うすべく慎ましく生きているのだ。言葉は少々汚いが言わせてもらいたい。「死にたければ自分ひとりで逝け!」
 
 犯罪の低年齢化が叫ばれる今日、良きお手本となるべき大人がこんなことでどうするのだ!学校では学級崩壊、社会に巣立っても仕事をしない、はたまた引きこもり・・・。色々な事情や原因があるとは思うが、ときには我慢や努力をすることも必要なのだ。ましてや現実から逃避し、好き勝手に生きることなど出来る訳がなかろう。必要があってこの世に生まれてきた事実を噛み締め、生きる目的を見出し頑張らねばならないのだ。それが人間というものだ。時代は待ってはくれないのである。これ以上社会が壊れないためにも、誰もが安心して暮らせるような社会のために「大人」が頑張らねばならないのである。今まさに正念場なのだ。
 
更新日時:
2010/12/20

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