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   親は子の手本
 ホームセンターで探し物をしていたときの出来事です。小さな子供連れの若いお母さんを見かけたのですが、なにやら我が子を叱りつけているようでした。何となく会話を聞いていると、買い物カートに乗せてほしいとお子さんが母親にせがんでいるようでした。確かに買い物カートに乗せることが可能な年頃のお子さんでした。しかし母親は、自分の足で歩かせることを選んだようです。勿論それはそれで良い事でしょう。但し、言い聞かせるのではなく叱りつけたのには驚きました。小さい声でしたがはっきりと聞こえました。なんとそれは罵るような言い方だったのです。
 
「ばかやろう!ふざけんじゃねえ!自分の足で歩け!」
 
 確かに躾は親の責任でしょう。学校や他人様が教えてくれることではありませんね。しかしながら、汚い言葉遣いで叱りつけたのは如何なものでしょうか。まだまだ母親の愛情が必要な時期です。努めて子育てには気を配ってほしいものです。
 
 近年、敬語を使えない若者が増えています。あからさまに年長者を罵倒する若者も多数見受けられます。悲しい現象とは思いつつも、やはり人格は育った環境に大きく左右されるようです。「親が親なら子も子だ!」などと言われることのないようにしたいものですね。
更新日時:
2015/07/06

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