Column

   明るい未来は、本当に望めるのか
 3.11東日本大震災発生から3年8ヶ月。過ぎてしまえば時間など早いものですね。しかしながら、放射能除染廃棄物処理に関しては未だ時が止まったままなのです。
 
 福島第一原発水素爆発により発生した、放射能廃棄物の仮置き場が未だ決定しないのである。取り合えず県内に仮置き場を決定し、最終的には県外に処分場を決めるというのが政府方針のようだが、現実的には仮置き場すら決まらない有様なのです。ましてや、今では「仮仮置き場の設置」等と言い出す始末。果たして政府のお偉いさん方は、真剣に被災者救済を考えているのだろうか。「ある日突然集められ、取るものも取り合えず避難させられてそれっきり...二度と故郷には帰れない」こんな現実を一体誰が理解できるというのです。慣れ親しんだ思い出の我が故郷。輝きに満ち溢れていた人々の笑顔...失うにはあまりにも大きすぎた。聞けば、近年被災高齢者の方々の自殺が増加傾向にあるようです。失われなくても良い命。失ってはいけない尊い命。一刻も早い被災者救済を、現政府に切にお願いするところです。
 
PS.
 今を知るすべての当事者が亡くなることを想定し、「後世に解決策を丸投げするつもりなのだろうか」。と邪推してしまうのは私だけでしょうか...
 
人間の作り出すものに絶対は有り得ないのです。無論、生じた負の遺産を後世に残すべきではない。今、まさに現代人の責任において早期解決を成すべき時なのです。
更新日時:
2014/11/14

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