Column

   異常気象による人災
 異常気象による大雨によって発生した土砂崩れ。一瞬にして土石流にのみ込まれた尊い命。そして夢のマイホームの崩壊。3年前の忌まわしい東日本大震災を連想させる出来事でした。津波と土石流の違いこそあれ、甚大な被害があったことが悔やまれます。
 
 山々の谷間から、扇状に広がる大地に密集していた住宅街とはいえ、まさか山崩れが起きようとは誰が想像したでしょうか。しかし山が崩れ始めると、地形通りに被害が広がる危険性はあったと思えます。年々分譲地は増加傾向にありながら、果たして立地条件に対する行政の危機管理対策及び防災対策は追いついていたのでしょうか。以前から、行政には事が起こらないと動かない組織性を感じていました。「前例がない」とは良く聞く言葉ですね。しかし、「過去から学び現在を維持し未来につなげる対策」を真剣に講じていたら救えた命もあったのではないでしょうか。
 
 日本全国には、まだまだ手付かずの危険地帯が存在します。願わくば、自然災害の危機管理対策を国政として早急に発動していただければ幸いです。
 
8.20広島市(安佐南・北区、佐伯区)の災害事故被害者に対しまして、心からお悔やみを申し上げます。
更新日時:
2014/09/11

PAST INDEX FUTURE

Home Profile 武道 Column ● Life Column Link Page 開祖語録 Collection