2月26日に会津若松市内の飯盛山に行ってきました。

正面参道は残雪が酷く歩行困難でしたので、初めて有料エスカレーターを利用しました。飯盛山は、冬とはいえ観光地化されているせいか参拝者も絶えないことに驚きでした。

 

　ここは白虎隊士が眠る聖地です。飯盛山で自刃した19名の隊士のお墓と、その他の場所で戦死した隊士のお墓がありました。また白虎隊士で唯一生き残った生き証人たる「飯沼貞吉氏」のお墓もありましたが、整備はされているものの隊士とは別の場所にありました。

　戊辰戦争から150年あまりが過ぎ、今を生きる人間だからこそできることがあるのではないでしょうか。そもそも飯沼貞吉氏も生き残りたくて生き残った訳ではないのです。助けられてしまったのです。また生き残ったが故に歴史を残せたのも事実です。この功績は非常に大きなことです。なんとか同じ場所にお墓を移してあげることはできないものでしょうか。歴史経過は記録で残せば良いのです。150年が過ぎた今でも差別されている事実が哀しくてなりません。

 

　お墓の場所が自刃の場所と思っていましたが、自刃の場所は少し離れた若松市内を見渡せる斜面にありました。この場所からお城が燃えていると勘違いして「もうこれまでか．．．」と心を定めたようです。

安らかにお眠りくださいとしかいいようがありませんでした。哀しい現実です。

 

ＰＳ．

　猪苗代町の観音寺の参道のお地蔵様を、もう一度写真に収めたかったのですが無理でした。会津若松とは比較にならないほどの残雪で、お地蔵様は雪に埋まっていました。残念！