Column

   素直な心
 放射能被害問題が解決せぬままに年が明けようとしています。
今年はひどい災害の年でした。大地震(東日本大震災)に始まり、大津波,福島原発の崩壊による放射能汚染,台風被害,洪水...
特に放射能汚染による風評被害は止まるところを知りませんね。私の住む地域でも、地元ながら福島県産の食物を一切食べない人がいます。また自主避難をした人も沢山いるようです。確かに放射能は恐ろしいものです。しかし神経質になり過ぎて生活することだけは避けたいものですね。しかしながら膨大な放射能被害が発生しているにも拘らず、未だ進展しない政府の対応は如何なものだろうか。国会中継を観ていても的を得ていない問答ばかりです。国会議員の方々は本当に現実を理解しているのかさえ疑問に思えてきます。いい加減、政権争いは止めてもらいたいものである。党派を越えて協力することが出来れば、少しはましな世の中になるのではないかと思えるのだが...
 
 私は某センターの監視業務が仕事です。先日、来所者に諸注意をしたところ「はい、分かりました」という言葉が返ってきました。私は、「えっ、と思った瞬間」何故か新鮮な気持ちに襲われました。常日頃は、辛い言葉が返ってくるか無言の姿勢が殆どだったから驚きがあったのです。そうです。私達は忘れかけていた大切なものがあったのではないでしょうか。それは、「はい」,「すみませんでした」,「ありがとうございました」という素直な心の表現です。簡単なようでなかなか実行できない言葉かも知れません。しかし世の中の皆が素直になれれば出来る姿勢です。それが社会に広がれば震災復興も加速するでしょう。勿論、犯罪も減少するでしょうね。来年は自分自身からでも気をつけていきたいと思います。
更新日時:
2011/12/31

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