Column

   幸福量と安心できる人の存在
 ブータン王国のワンチュク国王陛下と王妃様が来日している。昨日は福島県に来県していただき励ましのお言葉を頂いた。実にありがたいことです。大震災復興さなか、疲弊しきっている県民は随分と元気をいただけたことだろう。また国王様の両国間の友情、心遣いには感謝の言葉も見つかりませんでした。
 
 ブータン王国とは、日本の九州ほどの大きさで人口も岡山県の人口と変わらないようですが、国民の90%以上が幸福を感じている国なのである。また「国王がいるだけで安心できる」ということが国民の総意でもあるようです。やはり国王様の人柄が国民の心をつかんでいるのでしょう。図らずも私は、テレビ中継による国会議場での国王陛下のお言葉を拝聴したときに涙が出そうになりました。実に素晴らしい内容でした。
 
 さて我が国日本では、国民の幸福感はどれ程あるのでしょうか。
また「いるだけで安心できる人」の存在は...
 
 私個人的には、天皇陛下は大好きです。また絶対にいて欲しい存在でもあります。しかし「いるだけで安心できる存在」かというと微妙な隔たりがあります。国の象徴としての位置付けや、自由を制限されているからでしょうか...ちなみに総理大臣や国会議員の面々はというと論外ですけど。安心などとは程遠いです。そもそも政治家は、国政の名の下に国内をかき回しているだけのように思えてなりませんからね。
 
 そういえば、ブータン国王様はいたるところで合掌礼をされていましたね。無論合掌礼とは死者に手向けるものばかりではありません。生きている人間に対しての敬う心を形にした尊い姿でもあるのです。いかなる時も学ばねばならないことですね。
 
幸せの国「ブータン王国」。一度は行って見たいものです。
ワンチュク国王様と王妃様は、今日は京都へ行かれるようです。
仲睦まじく、楽しいご旅行となりますことをお祈りいたします。
 
更新日時:
2011/11/19

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