３．１１東日本大震災発生からもうすぐ５ヶ月になる。

地震と津波による被害は、辛く悲しい事実として受け止めなければならないことだと思う。しかし福島原発の放射能漏れによる事故は別である。その原因が、たとえ大震災に起因していたとしても別問題だ。放射能汚染の事実さえなかったら、被災地の復興はより迅速に進んだことだろう。また住み慣れた故郷から避難することもなかったであろう。避難区域であるがために、行方不明者の捜索も手付かずのところがあるらしいと聞く。実に惨い話である。また放射能漏れによる「風評被害」の事実。被災地住民を、まるで放射能汚染源と言わんばかりである。こんな時こそ援け合いの精神が大切なのだが、それは善悪の判断まで狂わすほど人間の質を変えてしまった。

　そういえば、放射能に汚染された稲ワラを餌として与えられた牛が内部被曝した。それも随分な頭数らしい。何でも全頭検査をするらしいが、基準値を超えた被曝が確認されたら焼却処分にするとのこと。さて日本の畜産業や農業はどうなってしまうのだろうか。

 

　原発の「安全神話」が崩れたにも拘らず、原発廃止の声が一向に聞こえてこない有様とは如何なものだろう。もう一度、同じことが起こったら今度は世界規模で終わりですぞ！国会議員どの。

 

返せ！「うつくしま福島」を．．．