先日、大阪市立高校の運動部顧問が懲戒免職処分になりました。習慣的な体罰指導が原因の処分でしたが、結果的に尊い人命(生徒)が失われてしまったことだけは残念でなりませんでした。せめてもの救いは死亡原因が明確にされたことでしょうか。とかく学校は、証拠をつきつけないとうやむやにされてしまう感が否めないところですね。実に残念な世界です。
私は運動部(少林寺拳法部)出身ですが、顧問や監督に体罰指導を受けたことは一度もありません。寧ろ先輩からの指導の方が強烈であったかも知れませんね。しかし学校生活は楽しかったですよ。
そもそも部活動とは、学校生活が楽しい思い出になる手段になれば良いのではありませんか。しかし実質的には、勝敗が活動目標だから間違いが生じるのです。やはり勝てば担当顧問や学校の名誉にもつながりますからね。当然なことです。だから指導力のない人間ほど、指導力不足を体罰で補おうとする訳です。やはり誰でも強制されたり体罰指導等を受けて嬉しい筈がありません。個々を伸ばしながら全体の底上げをする姿勢。今一度、部活動の存在価値を見直していただきたいものですね。
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公立中学校のバレー部の顧問に、「学校生活が楽しくなるような部活動の実施」をお願いしたことがあります。しかし残念ながら、「そういう人達は、そちら側で楽しくやっていてください」と相手にもされませんでしたね。また彼は当たり前のように体罰指導もしていましたが、校内では問題にすらなっていませんでした。しかしながら、教育界はそういう輩でも校長になれる世界なのです。まったく恐ろしい実態だとは思いませんか。
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校長になった途端に、必ず全員が言い始めます...
「体罰はいけません」
まったく呆れますね。
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