昨日、武道館で1月武専が開催されました。面白いことに、たまたま2Fが少林寺拳法で1Fが極真空手でした。極真の面々は、合同練習会をしている感じに見受けられましたが、なんとその中に懐かしいM君の姿があったのです。私は少林寺拳法の道衣姿ではありましたが、気にせず1F会場に入り声を掛けてみました。
思い返せば二十数年前、高校を卒業すると同時に極真空手に転向したM君(少林寺拳法初段)。それは本人たっての希望でした。今のM君は、極真空手の指導者でもあり大会出場で好成績を残すそれなりに有名人のようです。そう言えば、テレビ中継の試合に何度か出場していましたね。まさに少林寺拳法から転向して花開いた人生のようです。もっとも、人一倍精進したから今があるのでしょうけど。
声を掛けたM君は、驚きと同時に懐かしい笑顔を返してくれました。また挨拶も返してくれました。良い男に成長したものです。
今、彼の門下生とちょっとした繋がりがあるのですが、M君は「少林寺拳法の基礎」があったから、今の自分があると言っていたようです。嬉しい限りです。
恩義を忘れ、兎角「俺が、俺が」になってしまいがちな武の道。自分のルーツを完全否定し、さも自分が創始したようにふれまわる別派諸君。まさに見習うべきではありませんか。
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