武道を志す者は、誰しも心身鍛錬(身心鍛錬)に高い理想を掲げています。そして努力を重ねて手にした黒帯の存在は、まさに言葉では言い尽くせませんね。より一層心引き締まる思いが深まったことでしょう。
そんな有段者に一言。
いつまでも「ボロボロになった黒帯」を締めていませんか。
そのような姿を他武道でよく見かけますが、帯の古さで修行の長さでも誇示しているのでしょうか。訊けば、意図的に帯を古くしている人もいるようです。嘆かわしいですね。修行目的を見失っては本末転倒です。因みに少林寺拳法の拳士は、帯が古くなれば取り替えます。
開祖が生前仰っていました。「古くなった帯をいつまでも締めているな。だらしなく見えるぞ。」
まさにその通りですね。
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