You Tubeで在りし日の三船久蔵氏の技を観た。小柄なおじいちゃんという感じでしたが...この先生は凄い。159cm63kgという体格ながら「柔道十段」とは恐れ入りました。
岩手県出身。1903年7月講道館入門。講道館創設者「嘉納治五郎」氏に師事し、一日7時間を超す猛練習と技の研究によって己の弱点を補い柔の道を確立した。柔道十段1965年没。
私は、学校の授業程度にしか柔道経験はありませんが、少林寺拳法を修行した経験から見ても素晴らしさが良く分かります。まさに体の使い方そのものが神技といえるでしょう。あびせ掛けの体移動や捌きのコツは絶妙です。近年、力の強さや体の大きさに勝敗が左右される実技が多いなか、目の覚めるような技に本物を見た思いです。全盛期の三船久蔵氏にお会いしたかったですね。
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