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精油豆知識

精油にまつわる伝説や効能、ブレンド例、 日常の活用法など

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フランキンセンス(乳香・オリバナム)

フランキンセンス
フランキンセンスは、オリバナムと呼ばれることも多く、古いフランス語で『ほんとうの薫香』を意味する言葉です。
英名の「Frankincence」は、「frank(真正の、自然の)」と「incense(香り)」が合わさった名前です。和名は「乳香」と言い、乳香樹からとれる黄褐色の半透明な樹脂ですが、遠方より運ばれてくる間に、表面が白く粉が吹いたようになるので、乳香と呼ばれるようになったという説と、水に入れると水が乳白色になるからとか、固まった樹脂の大きさが女性の乳首ぐらいの大きさになるのでという説まであります。

フランキンセンスは精油を精製する技術のなかった古代から、薫香(木を直接くべて香りを立ちのぼらせる)として利用されてきた歴史の古い香りです。古代エジプトやオリエントでは、神に捧げる香りとして神殿などで、乳香や没薬(ミルラ)などが用いられ、没薬と共に黄金に匹敵する貴重な香りでした。

乳香樹脂
乳香樹脂
今回乳香を取り上げたのは、ちょうどクリスマスなので、キリストに関係するこの香りがぴったりだったからです。キリストが生まれたとき、東方の三賢人がイエス誕生の馬屋で、神の子にもっとも価値あるものがふさわしいと考え、黄金と乳香と没薬を捧げました。黄金は『偉大な商人』の象徴であり、没薬は『偉大な医者』の象徴、乳香は『偉大な預言者』の象徴であったので、三賢人は、キリストがどれを好むかを試したそうです。もちろんキリストは乳香-フランキンセンスを選んだということですね。

『香』というものがとても貴重で『香』の取引は莫大な利益のあがる商売であり、お金の代わりに乳香で取引がされたりしたそうです。アラビアの南西部に生育している乳香樹だけから良質の乳香樹脂が採れたので、アラビアは最大の輸出国であり、とても豊かな国でした。そしてこの国を治めていたのが、有名な伝説のシバの女王で、女王も乳香の貿易で得た巨万の富で優雅な暮らしをしていたのでしょうね。

フランキンセンス 乳香は、古代から現代まで宗教的な儀式には欠かせないもので、エジプトでは、太陽神ラーに捧げるため毎朝焚かれる香りでした。また古代は、病気は悪霊が取り付いて起こるものとされていたため、乳香で病人を燻蒸して、その人に取り付いている悪霊を祓うのにも使われました。

アッシリア人は、彼らのバール神の祭りに60トン近くの乳香を捧げ、ヘロデ王の弔いには、5000人の奴隷が乳香の桶をかついで、柩に従ったそうですし、ローマ皇帝ネロは、妻の葬儀に際し、アラビアから1年分を買い取り、全部焚いて弔ったそうです。どの時代も権力者は、高価なものをたっぷり使うのが好きなのですね。

話をクリスマスに戻し、今でもアルプス地方では、クリスマスと新年の間の十二夜に徘徊する悪魔を祓うために、聖なる香りとして、ジュニパー、セージ、モミなどを家や家畜小屋で焚くそうです。現在もカトリック教会のミサや儀式では焚く習慣が残っています。

効能

◎心に対する働き
ウッディーで、かすかにレモンのような香りがし、古来より瞑想に用いられてきたように、松果体を刺激し、心を安らかにし、平静な感情へと導いてくれます。

特に過去の出来事に、いつまでも囚われてクヨクヨしているときや、仕事のプレッシャーや試験前でコチコチに緊張しているときなど、不安や強迫観念にとりつかれている心理状態を、ニュートラルな状態に戻すのに役立ちます。

◎身体に対する働き
古代エジプト人は、フランキンセンスとシナモンを調合し、手足の痛みを和らげていたそうですし、中国では、「るいれき」というリンパ腺の結核とハンセン氏病を治療するのに役立つとしていました。

フランキンセンスは粘膜に対して、とても効果的に働き、肺の浄化、呼吸を楽にし、カタル症状に役立つので、鼻水や、咳、ノドの炎症など、風邪の症状の緩和におすすめです。
また子宮の強壮に役立つので、鎮静作用とともに、出産のときの強い味方です。

産後のマタニティーブルーにも効果的に働いてくれます。収れん特性が、子宮に働きかけるので、月経過多や子宮出血を好転させるのにも役立ちます。

美容

フランキンセンスは古来より「若返りの精油」とされ、エジプト人はフランキンセンスを使って、若返りのパックを作り、しわとりをしていたそうです。

現在でも、老化した肌の強壮や収れん作用、皮脂のバランスを整えるのに役立ち、炎症を抑え、しわを伸ばすのに効果的と、スキンケアに利用するアロマセラピストも多いようです。

おすすめブレンド

◎インフルエンザや風邪の予防に
ブレンドa)
  フランキンセンス
ネロリ
ローズオットー
3滴
2滴
1滴
 
  *マッサージする場合はキャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、ブレンドa)を入れてマッサージオイルを作る。1〜2滴を手にとり、洗顔後の肌に軽くマッサージします。※キャリアオイルにビタミンE豊富な小麦胚芽油を加える場合は、オリーブオイル25ml+小麦胚芽油5mlの割合で入れ、早めに使い切るようにします。
*蒸気浴する場合は洗面器に熱湯を入れ、ブレンドa)を3〜4滴落とし、タオルで顔と洗面器を被い蒸気を逃がさないようにし、スチームを顔に当てる。

◎顔のくすみ、しみ、たるみが気になる肌に
ブレンドb)
  フランキンセンス
メリッサ
キャロットシード
ローズマリー
3滴
1滴
1滴
1滴
 
  *キャリアオイル(オリーブオイルなど)30mlに、ブレンドb)を入れてマッサージオイルを作り、1〜2滴を手にとり、洗顔後の肌に軽くマッサージします。

◎仕事や受験などのプレッシャーで緊張してリラックスできないときに
ブレンドc)
  フランキンセンス
スイートオレンジ
ラベンダー
2滴
2滴
2滴
 
  *芳香浴する場合…ブレンドc)をアロマポットに2〜3滴入れる。
*入浴に使う場合…極楽塩20gに、ブレンドc)を2〜3滴入れ、よく混ぜてから、お塩をお湯に溶かす。