天国の父さん、母さんへ






こんにちわ、貴方達の息子のハリーです。


知っていると思うけど僕は今年の夏休みの途中からシリウスとと一緒に暮らしてます。




2人と暮らすようになって分かったことが幾つかあります。



例えばシリウスは、見た目ほどクールじゃないけど、温かくて優しくて頼りになって


僕とをすごく大事にしてくれています。


時々に対して怖いくらい感情的(本能的)だけど、それにももう大分慣れました。



あとも、明るくて元気で色んな意味で強くて、母さんの代わりっていうよりも


お姉さんみたいなかんじです。


たまに本当は僕と同い歳くらいなんじゃないかなと思ってしまいます。




ここに来てからは毎日がとても楽しいです。


特にクディッチの練習は最高に楽しくて、一日中だってやってられます。


2人の箒さばきにはすごく驚きました。特にの身軽さには色んな意味でビックリしました。


今のホグワーツには2人ほど箒を乗りこなせる生徒はほとんどいないんじゃないかな?


だから学生時代にシリウスとが最強のビーターコンビだったって聞かされて


妙に納得してしまいました。


それと、もっと驚いたことは、の本職がチェイサーだってことです。


あんなにブラッジャーを上手く殴るのに、違うポジションだったなんて・・・・・ちょっと悔しいです。


それにには直接こんなこと言えないけど・・・、


性格的にもビーターの方が似合ってると思います。




でも僕はこうも思うんです。


が点をとって、シリウスが相手の邪魔をして、そして最後に父さんがスニッチを掴んでいたなら


当時のグリフィンドールはきっとホグワーツの歴史上でも最強だったんだろうな・・・。


僕の友達で主席のハーマイオニーという子も、そう言ってました。


だからきっとこの想像は当たってると思います。


僕も父さんに負けないようにグリフィンドールが勝てるようにスニッチを捕まえ続けたいです。




そういえば、この間リーマスが遊びに来ました。


ハニーデュークスの新商品を袋いっぱい持ってきてくれて、僕ととリーマスでお茶会をしたんだけど


シリウスは甘いものが嫌いだから参加できなくて、拗ねて自分の部屋に行っちゃったんだ・・・・。


とリーマスは笑いながら放っといていいって言ってたけど、


本当に良かったのかな?



シリウスはが大好きなのに報われてないような気がして仕方ありません。


だけど、リーマスもが好きだから仕方ないような気もします。


それと、スネイプ(先生)もを好きだと思うんですけど、それが真実なのかどうかが、


今とても気になってます。



もしそうなんだとしたら、は昔から不思議な魅力がある人なんだね。


顔も可愛いけど、そうじゃなくて・・・・・・よく分からないけど、心が持っていかれるような、吸い込まれるような


そんな不思議な魅力を僕も感じます。




折角だから父さんと母さんにだけは知らせておきたいことがあります。


僕はシリウスに幸せになってもらいたいけど、とシリウスが結婚するのは反対です。


・・・と言うよりもが誰かと結婚するのが不満なんです。




僕は最近を見てると、ドキドキしたり熱くなったりする時があります。


もしかして僕、に恋をしているのかな?


これは絶対シリウスには秘密です。


シリウスが僕の気持ちを知ったら、きっと困ってしまうでしょう?




でも、いつか僕も本当にシリウスのライバルになる日がくるかもしれません(笑


だっては、あんなに素敵な人だから。


そんなが近くに居ても、父さんは母さんを選んだんだから


母さんもと同じくらい素敵な人だったんだよね、父さん?






最後に・・・・・父さん、母さん、僕は今とても幸せです。



どうか僕達を見守っていてください。







ハリーより






















「はぁ・・・・・・・、どうしたものか・・・」



シリウスは小さく溜息をついて、部屋の主が眠っているベッドに眼をやった。

部屋の主・・・・・つまりハリーは眼鏡を枕元に置いて、心地良さそうに寝息をたてている。

起きる気配はない。




「しかし、まさかこんなモノを見つけてしまうとは・・・・・」



ジェームズとリリーへの手紙。

きっと2人の墓石にでも置くつもりだったんだろう。

今度みんなで墓参りに行こうとが言っていたから・・・・その時に。




手紙を元の場所に戻し、その上に羽ペンを斜めに置いて

元あった状態にする。


そしてハリーが休んでいるベッドにいき

寝乱れた毛布をかけなおしてやった。



まだ少年・・・・。

だが、もう異性に興味を持つ年頃だ。


ハリーがに恋心を抱くのは、それほど不思議なことじゃない。




「・・・なんたって、あのジェームズの子だしな」



親友の生き写しと言えるハリー。


ジェームズの好きな人がリリーだったのに間違いはないが

に興味がなかったかと言えば答えは・・・・NOだ。





「親友の息子もライバル・・・・・・・・か」



ある意味リーマスやスネイプよりも手強いな。


シリウスはくしゃくしゃのハリーの髪を、起こさない程度に撫でて

複雑な気持ちで部屋から出て行った。









そして、次の日からハリーとが2人きりになることが

確実に少なくなっていき、代わりに3人でいる機会が増えた。



シリウスのその行動が意識しての事なのか、はたまた無意識なのかは


一切が謎である・・・・・・。















愛してる

キミのことを誰よりも
キミ達のことを何よりも

譲れない大切な存在を
もう何者にも奪わせたいしない

キミ達が俺の生きる意味で 生きる糧なんだ