3時間後・・・
「ふぁ〜あ、よく寝た」
ぱっちり目を覚ましたは
ベッドの気持ち良さそうに伸びをして、身体をほぐす。
その真横には笑顔の男が一人。
「おはようさんどす、はんv」
「ん。おはよ、アラシヤマ・・・・・・・・・・・・・アラシヤマ?!なんでお前居るの?」
「酷っ!はんが待ってろ言いはるから待ってたんどすえ!」
「え?あたしそんな事言ったか?」
「お・・・・・覚えとりまへんのん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・悪ィ、全然覚えてねーや」
「ええんどす・・・どうせわてなんか、わてなんか・・・・・・・」
床に体育座りをして、じめじめと陰気な空気を出すアラシヤマ。
このまま放置したら部屋が湿りそうだ。
はベッドから飛び降りて
影を背負っているアラシヤマの正面にちょこんと座る。
「なぁアラシヤマ、お前いつから来てたんだよ?」
真っ直ぐ自分を見てくるの金瞳に
少し戸惑いながら、アラシヤマは腕時計を見て今の時間を確認してから・・・
「・・・・・確か2時くらいどしたなぁ」
そう告げると、
の表情が変わった。
そして同時に近距離であるのに、盛大な大声が部屋に木霊する。
「2時ィ?!もう5時だぜ?」
「へ・・・へぇ、せやから3時間ずっと待たせてもらいましたえ」
余りの大声に目をチカチカさせながら
アラシヤマが詳細に答えると、は驚きの表情に少し怒りを含ませた顔で言い返した。
「なんで起こさなかったんだよ!」
「そ・・それは」
口ごもるアラシヤマ。
このまま答えを有耶無耶にしようとしたが
そんのことをが許すわけも無い。
じぃっと眼で眼を捕えて離さない。
アラシヤマは観念したのか、ぽつりぽつりと恥ずかしそうに俯きながら告白しだした。
「わてが起こしても・・・ちゅーか、声かけてエエのか・・・・
その・・・・・・分かりまへんどした、から・・・」
尻切れトンボ気味ではあるが、理由を言い終わったところで
不安そうにちらりとに視線を送ると、アラシヤマの眼に映ったは
なんとも阿呆な・・・いやいや、呆けた顔をして、あっけらかんと言った。
「そんなのイイに決まってんじゃん」
「ほっ、ほんまおすか?」
「うん、当たり前だろ。アラシヤマとあたし友達じゃんか」
ぱちぱちと大きな瞳を瞬きさせて
当然のように・・・・・今までずっと欲しかった言葉をくれた少女。
思わず顔が赤らむのが自分でもわかった。
「そないなこと言うてもろたんは・・初めてさかい。・・・・・・・嬉しおす」
「変なアラシヤマ」
「おおきに、はん」
「何かよくわかんねーけど、どーいたしまして!」
にかっと屈託のない笑顔を向けるに
アラシヤマの恋心が一気に発火したのは、もしかしたら必然だったのかもしれない。
初めてガールフレンドが出来てから3時間。
その少女は、初恋の相手も兼ねることになったようです。