それはまさに神速。
弱い風がと俺の間を吹きぬけた一瞬だった。
瞬きをした1秒にも満たない短時間で、は視界の上のほうに移動していて
代わりに焦点の合う位置には、数本の細い鉄線が現れていた。
「うおぉ?!」
本数は3本。
腕で払いのけてもいいのだが、仄かに赤く変色しているそれに、何となく危険を感じた俺は
即座にその場から横に飛びのいた。
俺を襲って着た鉄線は軌道を変えることなく、そのまま舞台に突き刺さった。
それに安堵する暇無く、背後に出現した気配。
人ではなく物だ。
振り向くことなく、その場に手をついて身を屈めると
俺の上を白っぽく色味を帯びた鉄線3本が、突き抜けていった。
そして過ぎ去った白い鉄線は、正面に居たに一直線で鋭い先端を光らせたが
使用者であるが己の武器に突き刺されるなんて笑える事は起きるはずもなかった。
が自分に向かってきた鉄線を、ピンポイントで指輪の表側に当てて、再び指輪の中へと戻した。
「あっれ〜?シンタローなら絶対受けてくると思ったのに・・・」
「んな事してたら今頃俺の身体は串刺しだったぜ」
「でもそーこなくっちゃ面白くねーよな」
突き刺さったままだった最初の鉄線から熱気が出ている。
ジワジワと熱に侵された舞台は、真夏のアスファルトのように俺の身体を温める。
いや、温めるなんて生易しいもんじゃない。
サウナに入っている時並みの汗が体中から噴出してきやがった。
じっどりと垂れてくる額の汗を拭くが、すぐにまた垂れてきてしまってキリがない。
長い前髪も頭にかいた汗のせいで湿って目にかかる。
邪魔に思って掻きあげようと、少し頭を下げて髪の中に手を突っ込んだ時
俺は出来れば見たくないものを見てしまった。
もし髪を掻き揚あげようと思わなかったら、そんな事に気づけず
俺はあの鉄線をまともにくらっていたと思う。
だが、それでも・・・・
突き刺さってた最初の3本が、まるでケーキのスポンジを切るようにして
舞台を切りながら移動している現場なんて・・・・・見たくなかった。
そして存在に気づかれた鉄線が、先程とは比べ物にならないスピードで、俺に向かってきているなんて信じがたい事実も・・・・・・・・出来ることなら確認したくなかった。
「シンタローはん!!危ないどすえ!!」
「わぁってる!黙ってろ引き篭もりッ!!」
現実離れした鉄線に襲われながらも、アラシヤマへの精神攻撃も忘れずにやる辺り
俺も結構余裕あるのかな?なんて思ってみるが、すぐにそれは間違いであることに気づかされた。
スピードに乗った鉄線は、宙を漂っている時とさして変わらない不規則な動きで俺の意識を惑わし、
接触する機会を伺いながら距離を確実に縮めている。
万に一、この鉄線に巻きつかれたら即アウト。
なにせ硬石で出来た武舞台を溶かしながら突き進む代物だ。
例え今日の俺が12星座中、最高の運勢の星座で
その上ラッキーアイテムが赤い服で、ラッキーポイントが卒業した学校だったとしても・・・
明日から100%病棟で書類を片付けるはめになるだろう。
そんな事を考えている間にも、みるみる内に鉄線はシンタローに迫り、
しかも、いつの間にか正面から襲ってくる物は1本きりで、残りの2本は左右に散っていた。
「くそッ!!眼魔砲ッ!」
鉄線が舞台を這って襲って来ている以上、空でも飛ばない限り
迫り来る鉄線から逃れる術はない。
そう考えたシンタローは、とりあえず正面の鉄線と自分の間にあるスペースに眼魔砲を撃った。
加減したため、音の割には舞台の被害は少なかったが
それでも鉄線の姿を宙に投げ出させるには十分だったようだ。
シンタローの狙い通り、正面の鉄線は突然無くなった舞台から飛び出し
空をかき切って大きな弧を描いた。
思惑が成功したので、シンタローは勢いで、左右の鉄線との間にも同じ爆撃を起こし、
足元の恐怖から逃れた。
「へ・・・・・・・どーだ?俺の実力恐れいィいッツ!?」
「まっだまだー!」
敗れた熱線を指輪に戻し、今度は左の冷気を通しているであろう鉄線をシンタロー目掛けて振り下ろした。
5本の冷線がヒュンヒュンと空気を切り裂いて耳を振動させる。
シンタローの周辺を北風のような速さで囲み、完全に身動きを取らせないようにする。
さっきまでムシ暑かったのに、一転して鳥肌が立つほど肌寒くなった
自分を取り巻く空気。
「5本か・・・・・でも、さっきよりはマシだな!」
シンタローは何を血迷ったか、冷線が飛び交っている中に走りこみ
冷線をくらうことなく、スライディングで囲まれていた中心から抜け出した。
傍目には不規則に操られていた冷線だが、実は完全な不規則動作ではなく
微妙に同じ動きが繰り返されていたのだ。
しかも、先ほどの3本の時とは違い、の操作が荒くなっていたため
定期的に隙間のあく場所がいくつかあった。
シンタローはそこに滑り込んだのだ。
「ちぇっ、なかなか当たんねぇな〜」
「総帥が士官学生に負けるわけにはいかねーよ」
冷線を指輪に収め、はシンタローとの距離を開いた。
距離にして3mほどだろうか。
のように身長が低いと、相手とのリーチの差が命取りになることがあるため
間合いは広めにとっておくのが癖になっているのだ。
「高松、本当にアレやっていいんだよな?」
指輪を手の中で弄りながら言う。
その言い方は確認とは言いがたく、どちらかと言えば、やると宣言しているように聞こえる。
カチン、カチンと指輪同士をぶつける音が余計に挑戦的な態度を演出している。
「構いません。その方なら死にゃしませんよ」
「じゃあ・・・・・やるぜ」
黄金の瞳がギラっと金属的な光沢で光った。
右から1本、左からも1本
銀色とも鈍色とも言える鉄線を引っ張る。
それが軽やかに空に投げられた時、シンタローは妙な感覚に纏わりつかれた。
熱いような冷たいな奇妙な体感温度。
正体はすぐにわかった。
2本の鉄線がそれぞれ異なる温度を発しているのだ。
だが・・・・
「技っつーより芸だな、このレベルじゃ」
2本程度ではシンタローを仕留めることは出来ないだろう。
現に今も余裕の表情で攻撃を避けている。
そのうちには目でも瞑ってしまいそうな余裕っぷりを見せ付ける。
「なら4本でどうだ!」
左右から同時に出現した気配。
台詞のとおり、両手から1本ずつ加えたらしい。
ステップを踏むように4本からの攻撃をかわしながら、の姿を目に映すと
中指と人差し指を巧みに動かしたり、時には腕を上げ下げして
左と右とで全然違う動きで鉄線を操っていた。
それでもまだ、鉄線を避けるシンタローには余裕が見られていた。
しかし、時間が経つにつれて、その余裕は姿を消しつつあった。
「・・・見るっちゃ。シンタロー凄い汗の量だがや」
「だけんど、そのわりには顔さ蒼ぐして寒そうだべ」
シンタローの異変に気づいたトットリとミヤギは
全く正反対の互いの意見に小首を傾げる。
その疑問を解くのは他でもないドクター高松・・・・・その人である。
「温度差ですよ」
「が使っちょるあの武器じゃな」
「そうです。今シンタローさんが体感している温度差は恐らく・・・・60℃以上です」
「ろ、60℃どすか?!」
「驚くのはまだ早いですよ・・・・。あの武器の・・・・・いえ」
一度呼吸をおいて、高松は舞台上を見据えながら呟いた。
「の本当の怖さはこれからです」
そう言った高松の顔は、いつもの微笑ではあったが
彼の頬に一筋の冷や汗が流れたことを、その場に居た者はしっかと見た。
「それどないな意味どすか?」
「あと数分で嫌でも分かりますよ」
真剣な眼差しで問いかけるアラシヤマに意味深に返す。
舞台を見たままで、面倒くさそうに返ってきたそんな答えに納得できないアラシヤマは
高松を自分の方に向けさせようと、白衣の肩を掴んだ時・・・
「あっ、ちゃんが鉄線の数増やしたっちゃよ!」
トットリが舞台を指した。
すると高松は、背後を軽く振り向き、アラシヤマに改めて返事をした。
「よかったじゃないですか・・・。数分と待たないで答えが知れますよ」
「・・・・?鉄線の本数となんや関係でもあり・・・ッ!!」
アラシヤマの優雅な形の眉が、一気に苦痛に歪んだ。
そして右の耳を両手で押さえ膝からがくりと崩れ落ちてしまう。
「アラシヤマ?どーしたんだべ?!」
「くぅ・・・なんどすのん?!み、耳がぁ・・・・ぐぅ・・っ!」
呼吸もままならないのか、額を地に付けんばかりに蹲るアラシヤマ。
普段なら捨て置くが、その普段とは状況がかなり違うだけに
流石に焦った同僚らは、外野は試合観戦どころでは無くなった。
「うぅ!・・ギ・・・・・・」
「運が悪かったですね。無差別なんですよ、この攻撃は・・・・」
激痛にさいなまれるアラシヤマに近づき、
耳に当てている手を退かして、白衣のポケットに入れていた試験管から
何やら白く小さい固形物をピンセットで摘み、痛む耳の中へ落とした。
すると今の今まで苦しんでいたアラシヤマが、呻き声をやめ
少し落ち着いた呼吸をしだした。
「そりゃあなんじゃ?」
「鼓膜を守るための物ですよ。中で溶けて薄い膜を作るんです」
「ほほーぉ」
コージは感心したらしく、試験管の中で揺れる複数の固形物を眺める。
「なんやの・・・今のは?耳の神経潰されたかと思いましたえ・・・・・」
やっと普通の状態に戻ったアラシヤマだが、まだ耳の中がおかしいのか、
軽く同じ側の手で押さえながら高松に聞いた。
「一種の超化学現象です」
「熱気と冷気とは、根本的に質が違うもので本来ならば同時に存在することはありません。
ですがには、その前提は当てはまりません。理由は見ての通りです」
「詳しい事は今後研究するので現段階では推測の域でしかありませんけど・・・・
・・・恐らく熱気と冷気で密度の異なる空気が混合してしまった空間を、
あの武器が切り裂くことによって超音波のような振動が作られているのだと思います」
「この現象が起こる条件は3つ。
湿気が20%以下の快晴であること。の作る温度差が100℃以上であること・・・・」
「最後のひとつは・・・なんだらぁか?」
「それは・・・・・」
全員が息を呑んで高松が語る言葉を待つ。
「私が許可することです」
「「「「はぁ?」」」」
「これをやるとさっきの貴方みたいな生徒が続出するんですよ。
この薬は数が余り多く作れませんし・・・・そうなると色々と後が面倒くさいんですよねぇ。
ですから滅多に許可しません」
高松の超がつくほど自分主義な理由に眩暈を覚える伊達衆。
だが、それだけでは済まないのが、このドクターの嫌なところ。
「まあ倒れた生徒は暫く気絶したままなので実験に使えますねどねぇ・・・」
この危ない発言を聞いていた生徒達は
持参していたヘッドホンや耳栓で、の技の餌食にならないように自己防衛をする。
何人かはそれだけでは安心できずに、舞台からかなり離れた場所まで避難していたりしていた。
「おっと、そんな事よりも今は試合を見なくてはいけせんね」
「っ!そうだったべ!!」
「試合どーなってるっちゃ?」
「そないな事見とりまへんのやから解らしまへんやろ」
「じゃがが押しちょるようじゃのぉ・・・」
舞台上ではシンタローが真剣な表情で四方八方から襲い掛かってくる鉄線を
汗だくになりながらかわしていおり、その数m離れた場所でほとんどその場から動いてないが
同じく真剣味をきかせた顔で、鉄線を巧みに扱っていた。
総帥服は箇所々が焦げ付いており、何度か鉄線に触れたのだと伺える。
攻撃一辺倒のはシンタロー程ではないが、かなり疲労を溜めている。
ミリ幅とはいえ数10m以上もの長さにもなれば、その重量は増す。
それを長時間に渡って操り続けるには、筋肉量の少ないの細腕では力不足なのだ。
「(このままじゃに近づけやしねぇ・・・・何かいい手は・・・)」
「(あー、もう疲れたぁ・・・。もうこれ使うの止めて、いつもみたいにやろっかな・・・・)」
シンタローはともかく、はやる気を無くしつつあった。
結局のところ、いつもの・・・・ただ単純な打撃戦の方が性に合っている・・・・ということか。
「(うん。もう止めてアラシヤマん時みたいに戦おっと・・・・)」
「(一か八か、・・・・やってみるか)」
はまず鉄線を減速させようと、目標物・・・・シンタローから標準をずらした。
だが、の考えなんてシンタローが知る由も無く、一発逆転の行動に出ようとしていた
シンタローにとって、そのの行動は、正にチャンスだったらしい。
「今だっ!眼魔砲ッツ!!」
直撃はしないように標準はの頭一つ分上にずらしてある。
青い閃光は余所見をしていた目掛けて、やや下向きに放たれた。
やや下向きに・・・・・。
「な?!」
「うげっ!?」
上を目掛けて撃ったはずの眼魔砲が、何故か予定より下に力が集積してしまい
にぴったり標準があってしまった事に一番驚いたのはシンタロー本人。
余所見していたも、眼魔砲という並々ならぬ気配のおかげで
本能的に危険を察知し右に倒れこむようにして、飛んできた強烈に青い閃光から身を護った。
・・・・と、そこまではいいのだが、
づるっ・・ごづんッ!!
大仏に地蔵でも投げつければ、割れる前にきっとこんな音がすると思う。
ミヤギ戦でが凍らせた場所が、まだ凍っていようとは
一体誰が予想しただろうか?
そしてその氷にが滑ってすっ転んで・・・
天津さえ後頭部を強打して気絶してしまうなんて・・・・・
「これは・・・・・保健室に持ってくしかありませんね」
「ってことは試合は・・・」
「貴方の勝ちでいいんじゃないですか?」
を腕に抱いた高松は、残っていた生徒たちに教室に戻るよう指示を出すとさっさと歩き出してしまう。
その後を慌てて全員が追おうとするが、
「お前らはもう次の仕事行け!」
「なんでじゃ?わしらもを見舞いに・・・・」
「来なくていい。俺が行く」
「シンタローずるいっちゃ!」
「オラ達だけに仕事させる気だべ!」
「いいから帰れ!!」
「わてはシンタローはんに付いてきまっせ!ドコまでもv」
「てめーは故郷に帰れ」
この後、アラシヤマに一発くらわせ、残りのメンバーもその迫力で黙らせて
シンタローは保健室に向かった高松に、校内の廊下で追いついた。
「ドクター歩くの早ぇよ、年寄りのくせに・・・・」
「あんたが遅いんですよ」
来ることを予想していたかのような言い回し。
シンタローが深く眠っているに触ろうとしたが、すいっとかわされる。
「頭打ってるんですから触らないでもらえますか?」
「それが理由じゃねーだろ・・・・・」
「うるさいですねぇ、私は私物を触られるのが嫌なんですよ」
高松はシンタローに背を軽くみせ、腕の中のを護るように抱きなおす。
「ロリコン・・・・・お前にゃグンマとキンタローが居るじゃねーか!!」
「総帥にもマジック様とコタロー様がいらっしゃるでしょう」
「親父はいらねぇ!コタローは弟だ」
「私にとってのグンマ様もキンタロー様も家族のように大切な方々です」
決着のつかない言い争い。
どちらも一歩も引かないが、肝心のが高松の手元に居るので
シンタローに分が無いように思われる。
「〜!まあいい。取りあえずが目ぇ覚めるまで休戦な」
「どっから出してきたんですか、その結論」
呆れる高松。シンタローは聞こえないふり。
「なぁ・・・・、最後の俺の眼魔砲、なんで下に行っちまったのか解るか?」
「多分周りの空気のほうが軽かったんでしょう。熱気は上に行きやすいですから」
肩を並べて廊下を歩く。
もう少しで保健室の前・・・。
「シンタロー」
後ろから聞こえた声は2人が振り向く前に、革靴の音を立ててツカツカ足早に近づいて
がしっとシンタローの肩を掴んだ。
「何処に行っていた。仕事が溜まってるぞ」
「キンタロー・・・・」
声の主は金髪青眼の一族の男、キンタロー。
数週間前に切った髪がやけに初々しい。
「キンタロー様、お仕事ご苦労様です」
「ああ。・・・・はどうしたんだ?寝ているのか?」
「さっき俺との試合で気絶しちまったんだよ」
「・・・・・・・・・・こいつに怪我をさせたのか・・・?」
キンタローの秘石眼がギロリとシンタローを睨み付ける。
完全に、自分の物を奪われた子供の眼になってる。
ここはロリコンの巣窟か?
「が自分で転んだんですよ、原因がシンタローさんである事は確かですけど・・・」
「・・・・・大丈夫なのか?」
まだ恨みがましい眼をしつつも、高松の腕に居るに意識を移すキンタロー。
高松はそっとの寝顔をキンタローに見せる。
「心配要りません。気絶というより寝ているだけですから」
「そうか、それならいいんだ・・・」
「起きたら連絡しましょうか?」
「ああ・・・頼む」
キンタローは、ぽけっと開いたの口から垂れているヨダレを
手持ちのハンカチで優しく拭いた後、その大きな手で丸っこいピンクの頬を撫でた。
「頭打ってるからあんま触るなよ」
「それはお前の診断か?シンタロー」
「違ぇよ、そこのロリコンドクター直々の診断だ」
顎で高松を指し、キンタローの手をから引き離す。
「頬くらいなら構いませんよ」
「俺の時とはえらい違いだな、おい」
「キンタロー様は貴方と違って粗雑ではありませんからね」
グンマ&キンタロー贔屓のこの男に何を言っても無駄である。
て言うか、否定しないのか。
ロリコンてこと・・・・・・。
「シンタロー」
「あんだよ」
「溜まった仕事を今日中に片付けろ、さっき総帥室を覗いたが、まだ大量に残っていたぞ」
「う・・・・・けど、今日はについててやる予定・・・・」
「休憩時間に行け。仕事が優先だ」
「離せっ!俺はの傍に居るんだ!」
「我侭を言うな、お前は総帥だろう?」
「総帥である前に一人の男だ!」
激しく口論しながらキンタローに強制的に引きづられていくシンタローを
勝利者の笑みで見送った高松は、自分の城・・・・保健室のドアまで一人歩いた。
腕の中に少女を携えて。
「しっかしキンタロー様もライバルですか・・・・また競争率が高くなりますね」
今把握できているだけでも、相当の人数がを狙っている。
しかも一筋縄では行かない人間ばかり。
「特戦部隊は取り敢えず全員敵と見なして置いた方が懸命ですね・・・
あとはマジック様・・・あの方も何を考えているのやら、シンタローさんはあの通りですし
それにグンマ様とキンタロー様・・・・・・伊達衆は加えておくか微妙な所ですねぇ」
中年男性が少女を抱えながらぶつぶつ言って歩く姿は
かなり怪しいものがあるということに、皆さんお気づきでしょうか?
「そういえばサービスも居ましたね、ついでにジャンも。
あの二人とももう接触してるんでしょうか?今度探ってみないと・・・」
保健室の前まで来た高松は、を落とさないように気をつけながら
そっと扉を開いて中に入った。
入った瞬間、薬品の匂いが鼻に入り込んでくる。
「・・・ですが、今のところは・・・・・・・」
上半身を軽く曲げて、腕の中の眠り姫の額にそっと唇を寄せた。
「私が一番優勢ですよ。・・・・・・・・・・ねぇ、?」
後書き(読みたい人はひっくり返して見てください。)
やーっと逆ハーっぽくなってまいりました。
でも高松が変態でロリコンです・・・;ファンの皆様ごめんなさい(土下座
ってか戦闘シーン多すぎっすね。好きなんでついつい長々と書いてしまいましたが・・・・
今度からはすっきりまとめたいと思います。