「・・・・・・・・・・・・・・・・マーカー」
「はい」
「リキッドのとこからココまでで分かれ道なんざあったか?」
「・・いいえ、一本道です」
「だよなぁ、・・・・おいロッド」
「はーい」
「俺らは間違いなく真っ直ぐ帰ってきたよなぁ?」
「もっちろん、寄り道しないで良い子に帰ってきましたよぉ〜」
「そーか・・・・なぁG」
「・・・・・・・・・・はい」
「さっきまでは確かに一番後ろに居たんだな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・はい、間違いなく」
「だったらよぉ・・・・・・」
ああ、やばい。
獅子舞がご立腹だ。
マーカー、ロッド、Gの心は一つになっていた。
「何でいねーんだ!俺のが!!これから色々してやろーと思ってたのにどーしてくれんだっ!!」
「お言葉ですがは隊長の物でなく、私と同じ墓に入る女です!」
「はぁ?何言ってんのマーカー。と熱〜い夜を死ぬまで過ごすのは俺だぜぇvV」
「・・・・・・・・・・・・、お前の服は一生俺が作る」
四者四様に勝手なこと言い放題。
そして獅子舞の咆哮がジャングルに響く。
「何所行きやがった、ーーーッ!!!」
ーー!
ー!
ー・・・・・・(エコー)
「やべ、迷った・・・」
獅子舞ハウスとほぼ真逆に位置するサバトの森の中で、は居た。
「なんつーか2日連続で迷子って・・・・どーよ、あたし」
やたらとドヨドヨとした雰囲気の漂う森の中を
野生した草を掻き分けて進むが、一向に何も見えてこない。
木に登ってみても、そこら中が似たような高さの木ばかりなので
遠くを見ることもろくに出来ず、物の見事に迷っていた。
「もうっ、何所だよココ。幾ら歩いても似たよーな景色ばっかじゃん」
開けてこない道に飽き飽きして、誰にともなく文句を言うが、
返事はない。
一人なんだから当たり前だけど。
「ハーレム!マーカーぁ?ロッドォー!!Gィィイ!!誰でもいいから返事しろよー!!」
力の限り叫んでみるが、聞こえてくるのは木霊する自分の声だけ・・・。
「くっそー!っんとに何所なんだよココはぁ!!」
どごぉ!!
まるで森に馬鹿にされたような気分になったは
八つ当たりにそこらの木を思い切り蹴飛ばした。
の怒りのこもった一発は、目標にされた木のみに留まらず
周囲の木にも影響して、一帯の木々がザワザワと葉を鳴らした。
そしての真後ろの木に異変が・・・
ガサガサッひゅう・・・ッツ。
「・・・・・・今、なんか落ちた?」
振り向いてみるが、そこには他と変わらない草木が茂っているだけ。
それでも一応暫く観察してみたのだが、やはり変わりない。
「気のせいか・・。行こっと」
「・・・・・・・・・・ううぅ・・・・誰か・・・っ」
が先を急ごうと歩き出したとたんに聞こえた
助けを求めるけっこう歳をくってそうな男の呻き声。
「・・・・やっぱ誰かいんの?」
そっと背丈のかなり高い草の合間を覗き込むと、そこには
腰に2本の刀を携え、浅黄色の羽織を着た中年男が地面ギリギリで逆さづりになっていた。
いや、正しくは男と思われる者が・・・だ。
何故かと言うと、そいつの着ている着物が重力に従って顔を覆ってしまっているので
100%男だとは言い切れない。まあ声からして女ではないだろうが。
そしてその男の足には、ちょっとやそっとじゃ取れそうにない太いツタが絡みついる。
恐らくは、木の上に居て落ちる際に絡まったのだろう。
だが、の眼に止まったのはそんな事よりも・・・・
「お、美味そうな柿がいっぱい落ちてる!」
男の周りに散らばっている橙の柿だった。
そのうちの一つを拾い上げおもむろに齧るに、男は声をかけるが・・・。
「何所のどなたか存ぜぬが、どうか助けてくだ・・・
「ん、甘いし美味い!これ持って帰ってみんなで食おっと」
夢中に柿を拾って食うは、男の話を全く聞いていない。
しかし男は諦めずにもう一度に助けを請うた。
「すまぬが、そこに居る通りすがりの方・・・どうか助けて頂きたい・・・・・」
「あ、もしかしてこれお前の?」
「如何にも」
「貰ってもいい?」
「うぬぅ、仕方ない。助けて頂けるなら譲りましょう」
「やった!今すぐ助けてやるからな」
そう言って男を宙吊りにしているツタが絡まっている枝を確認すると
「ほいよっと!!」
軽やかに地を蹴って、直径10cmほどある枝の根元を拳で叩き折った。
そう、叩き折った。
・・・と言うことは。
「へぶぅッ!!」
宙ぶらりんだった男は、顔面だか頭だかから盛大に着地させられた。
「うわわ・・・。ごめん、大丈夫だったか?」
「心配ご無用、このくらいの傷はいつも部下から・・・・・・・・狽ィぉ!!」
「なっ、なに?!」
「近年稀に見る美少女!ぜ、是非このセーラー服をォ!!」
額から血を噴出しながら、のそりと起き上がった男は
を見るやいなや猪突猛進という単語がよく当てはまる動きを見せた。
身近な男達とは更に一味違う危なさにビビったは思わず・・・。
「よ、寄るな触るな鼻血拭けぇ!!」
「んぐほぉーっ!!」
強烈な回し蹴りを、男の右頬にクリーンヒットさせた。
その直後、はっと我に返り
血まみれで倒れる男に近づき、胸倉を掴んで前後に揺する。
「おい!お前、生きてるか?!死ぬなよ?!」
「ううう・・・・美少女の回し蹴りをこの身に受けられた今、人生にもう悔いはなし・・・・・」
「危ないこと言いながら死ぬなってばぁー!」
本気で逝きそうになってる男を連れ戻すため
懸命にその頬を連打する。
なまじ必死なせいで手加減を忘れているので、かえって男への追い討ちになってることに
は気づいているのだろうか?
「なぁ、おっちゃん!!柿返すから、なんでも着てやるから戻ってこーい!!」
「っ!!美少女を残してわしはまだ死ねーん!!」
「どわあっ!?」
突如息を吹き返した男の勢いに驚いて、その場に引っくり返る。
「あてて、何なんだよ・・・お前」
「おっと、これは失礼。わしは壬生の狼、心戦組局長を努める近藤イサミと申す」
「あたしは。よろしくなイサミ」
「買b!!よ、呼び捨て?!くぅぅ、この近藤イサミ!生まれてこの方、これ以上の幸せはない!!」
「・・・・・・なんかすげー変なやつだな、お前」
涙を流して喜ぶ近藤を横目で見ながら、は「また変なやつが増えた」と溜息をついたが
自分も変な奴であるということを自覚するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
「時にさん・・・・いや、ちゃん?・・いやいや!女性に対してはやはり『さん』付けの方が・・・」
「どっちでもいいよ」
「そ、そうですかな?」
『さん』と呼ぶには、まだいささか早い年頃だが、『ちゃん』と子ども扱いされるのも微妙だろう・・・
と、大して持ち合わせていないデリカシーをフルに使っていた近藤だったが
本人はそれほど気にしていなかった。
近藤は、の言葉を聞いてコホンと一つ咳払いをした後
改めて名を呼んだ。
「では・・・さんは何故こんな所に?」
「えーっとねぇ・・・・・・・そーだ、あたし迷子なんだった」
「ほほぅ、そうでしたか。わしはソージのやつが・・・ああ、ソージと言うのはわしの部下でして
甘い果物がほしいと言うので、朝からみんなで柿採りをしておりましてなぁ」
朝から・・・・・・みんなで?
はキョロキョロ辺りを見回し、近藤の言う”みんな”に当たる人影を探すが
そんなものは何所にも見当たらない。
「みんなって・・・イサミ以外誰もいねーじゃん」
「はっはっは、部下達はわしを残してさっさと帰ったに決まっておるでしょう」
笑顔であっけらかんと言う近藤に、の目からうろこが落ちた。
「へ・・・・・?ふつー上司って偉そうに踏ん反り返って、馬車馬のごとく部下をこき使うもんじゃねーの?」
「どんな組織かは知りませぬが最低ですぞ、そんな上司は」
「え、そーなの?」
少なくてもガンマ団。・・・ってーか、青の一族は皆そうだ。
マジックもシンタローも人使いは荒いし
サービスだってジャンのこと犬扱いで使いまくってるし・・・・。
ハーレムに至っては言うまでもない。
「ともあれ確かにうちの子たちは上司使いが少々荒い気はしますが・・・」
「それちょっとかなぁ・・・」
「まあ細かいことは気にせんでおかんと、こっちもやってられませんからな。はっはっは」
「絶対ぇ笑い事じゃねーと思うんだけど・・・ま、いっか」
色んな主従関係があるんだな、やっぱ世の中って広いや。
などと自己完結するだが・・・・・・ちょっと違うぞ、その見解は。
主従関係じゃなくて上下関係だろうに。
・・・あながち間違ってない気もするが。
「ところでさん、さっき言っておられた事は真ですかな?」
「さっきって・・・・あたし何か言ったっけ?」
「さんもなかなか人が悪い・・・・・これ、これ」
頬をピンクに染めながら、ひらひらと袂から覗かせるのは
・・・・・先ほどのセーラー服。
「ああ・・それか・・・・・・・・・・・・覚えてたんだ」
「勿論、この近藤!腐っても美少女との約束は忘れたりせん!!」
威張って言うことじゃねーよオヤジ。
「つーかそれ、どっかで見たことあると思ったら・・・・聖マリア学園とかってとこのだろ」
「おお、知っておられましたか?!如何にも!セーラー服はやはりココのに限りますからなぁ」
「一応ね。昔ほんのちょっとだけ通ったことあるんだ」
「狽ニいう事はさんは正真正銘の女子高生?!」
「ん〜、学校は行ってねーけど17だから行ってればそうだよ」
「じゅじゅじゅ、17ーーーー!?」
「う、うん」
「わしにもついにツキが回ってきたーーー!!」
力強く拳を握ってガッツポーツをとる近藤に
ワケが分からぬは、とりあえず間をとった。
「さん!!」
「な・・なに?」
気合の篭った声で呼ばれ、怯え半分に返事をする。
近藤は火のついたような視線でにセーラー服を始めとする
数々の衣装を袂から引きずり出し、それらを広げた。
「さあ、今すぐこれを!!そして撮らせて頂きたい!!」
「い、今すぐぅ!?」
「そうじゃ!今すぐにココでお願いしたい!!」
「そんなの嫌に決まってんだろ!なに考えてるんだよ!」
「そんな事を言わずに!さあ!!」
「やーだー!!」
超接近してくる近藤の額を足の裏で押し返すが、
欲望に忠実になったオヤジパワーは、の力に勝るものがあった。
終いにゃ両手右足を使って近藤の接近を全力で防いでいたが、
それも限界か?
・・・と、いうところで神の助けが入った。
「森ん中で女子供に何してやがる!この馬鹿局長ッ」
「ギャース!何奴・・・ッととと、トシ!?お前帰ったんじゃあ・・・」
ざっくりと背を日本刀に突き刺されながら、動揺した様子の近藤は
自分に刀を刺した黒髪の男の名を呼んだ。
「誤解だ。わしはたださんに、これを着て欲しくて・・・」
「それが変態行動だって言ってるんですよ。そのくらい分かれよ、この変態局長」
「ううう、ソージまで・・・・・」
白銀の髪の青年の方は近藤に毒を吐きかける。
この男達が、近藤の言っていた”上司使いの荒い部下”で間違いないだろう。
「おい、そこの嬢ちゃん。悪かったな、うちの馬鹿局長が」
「あ、ううん。あたしは平気だけど・・・・イサミ死にそうだよ?」
「放っとけ、いつもの事だ。・・・・・・・・・それより」
長い黒髪の男がを見下し気味に睨む。
その眼光はさしずめ狼と言えばいいだろうか。
「お前ぇ何者だ?この島の人間じゃねー・・・「なぁお前ら名前なんてーの?」
「狽チ人の話は最後まで・・・「僕は沖田ソージ。キミは?」
「おいソージ!テメェは何でいつもそう・・・「あたしは!よろしくなソージ」
わざとと思えるほどナイスタイミングで台詞を黒髪の男の文句に被せる2人。
とは言っても、胡散臭い笑顔を向けているソージの方がわざとやってるのは確かだが。
「てめぇら・・・嘗めてんのか・・・・・・・?」
マジ切れ直前の黒髪の男は、殺気を隠しもせずに刀の柄を握る。
ちゃきんと刃物独特の音が乾いた空気に、やけに冴える。
だが、そんな事おかまいなしに
は距離を詰めて構えられた刀を退かし、更に距離を縮めた。
「なっ!危ねぇだろ、何考えてやがる!」
「お前は?」
「はぁ?」
「お前の名前だよ。
あ!あたしはね。昨日からこの島の一員になったんだ」
「・・・・・・・ッ///」
刀を構える自分を恐れずに笑顔を向ける少女に
不覚にも見惚れてしまい、吸っていた煙草を地面に落としてしまった。
それにも気づかず、黒髪の男はの顔をぼーっと見ていた。
「なぁ・・・聞いてるか?お前の名前教えろよ、なぁってば」
「っあ・・ああ、俺は・・・ごほん、俺は土方だ」
顎を擦るように見せかけて、さり気なく口元を手で覆いながら誤魔化し誤魔化し答える。
が、はその手を引っぺがして・・・
「下の名前も!!」
「下は・・・・トシゾーだ、土方トシゾー。心戦組じゃ副長をやってる」
「土方トシゾー?」
「そうだ」
「トシゾーかぁ・・・・ふーん」
「お、俺の名前がどうかしたのか?」
自分の名前をオウム返しにされ
何故かトシゾーの方が言葉に詰まって質問してしまった。
は暫く黙って何やら考えた後
一人頷いて、尊敬のような羨望のような眼差しを送り・・・言った。
「”トシゾー”って名前、カッコいいな!!」
「そ・・・そうか?」
「うん。カッケー!いいなぁ、あたしもそーゆう名前が良かった」
本気で羨ましそうに見るに
トシゾーは少し焦って言い返す。
「おい、俺の名前は女につけるような名前じゃねーぞ」
「だってそー思うんだからしょーがないじゃん」
「お前の名前だって・・その、いい名前じゃねーか///」
顔をほんの少し赤らめ、の頭に手を乗せて髪の上に手を滑らす。
撫でられるのに慣れているので、特に拒否するでもなく素直に撫でられていた。
それを見た近藤とソージは・・・
「トシが柄にもない事言ってるぞ、ソージ」
「近寄るなよ、臭いが移るだろ。でも本当に珍しいですね。もしかして土方さん初恋ですか?」
「初ッ!?そ、そんなわけ・・・・余計なこと言うんじゃねぇ///!!」
噛み付くように吼えるが、その言葉に説得力は欠片もない。
めちゃくちゃ中学生日記モード全開の恋する青少年状態だ。
「いいから行くぞ!」
「行くって何所に?」
「何所って・・・・そー言えば嬢ちゃん、お前何所に・・・・狽、おッ!?」
ガキンっ!!
刃と刃がかちあって火花が散った。
が服の背から抜き放った不意打ちとも言える一閃を
トシゾーは間一髪で抜き身だった刀で受けた。
体重の割りに重たい一撃だったせいで受ける際に少し押され
長めの前髪が一房はらりと宙を舞う。
「くっ、いきなり何を・・・・ッ!!」
「名前」
「はぁ?」
「嬢ちゃんじゃなくて、ちゃんとって言え」
それだけ言うと、あっさり刀を引いて背中に戻した。
のあまりに常識外れの行動に、唖然とする当事者が一人。
「へぇ・・v」と楽しそうに笑う者と、ぷるぷる震えながら「はあぁ〜、シビれるぅ・・・vV」と、悶える傍観者が二人。
「ねぇ、さん」
「あん?なんだよ、ソージ」
「僕キミのこと気に入っちゃった。僕の玩具にならない?」
にっこり笑いながらとんでもない事を言うソージから
トシゾーは大慌ててとソージの間に自分の身体を挟んで引き離した。
「邪魔しないで下さいよ、土方さん。て言うか初恋は初恋らしく片思いごっこしてて下さい」
「ってめぇ・・・お前には近藤さんっつー玩具があるだろーが!」
「そーじゃソージ!わしを捨てないでくれぇ!!」
「やだなぁ、近藤さんとさんじゃ玩具の価値が違いすぎて比べるまでもないですよv」
語尾にハートなんぞをつけてはいるが、そのハートが侮蔑に近い意味を持っていることを
この場ではトシゾー一人しか気づいていない。
局長である近藤は、さっき以上に悶え達していた。
それでいいのか、心戦組局長よ・・・。
「つーか、あたし人間だから玩具になれねーって」
ここでやっと当事者のが口を挟むと
ソージはまた猫っ被り笑顔で言った。
「玩具は玩具でも愛玩人形のことだよ」
「愛玩・・・・ってなに?」
「・・・・・・・・・・まあ、いいや。後で教えれば」
「よくわかんねーけど、んじゃ後で教わる」
「楽しみにしててね」
「おう!」
「馬鹿野郎っ!!こいつの言うコトを迂闊に了承するんじゃねぇ!!」
またもやを掴み上げて、ソージから少しでも遠ざける。
お前は一人娘を持った頑固親父か・・・?
「とにかく帰っぞ。そろそろ昼だ」
「土方さん、今日のお昼はなんですか?」
「そうだな・・・卵があるから月見蕎麦にでもするか」
「月見蕎麦かぁ・・いいなぁ、美味そう」
ソージとトシゾーに挟まれながら、ぽつりと言うと
近藤がそれに反応し誘いをかけた。
「さん、どうですかな?我らの家で一緒にお昼でも・・・」
「いいの!?行く行く!!」
「お前、いつか絶対ぇに人攫いに遭うぞ」
食い物に釣られて・・・と、小声でつなげる。
「遭ったって平気だよ。逆にやっつけてやらぁ!」
「そういえばトシに仕掛けた時のさんの動き・・・只者ではなかったように思えるが・・・・」
「ああ。嬢ちゃん・・・じゃなくて、、お前何者なんだ?」
歩きながら投げかけた質問。
トシゾーは特に深読みをせず何気なしに言った。
だが、帰ってきた答えは予想を遥かに凌ぎ・・・
「何者って・・・特戦部隊の隊員だよ。昨日から再入隊したんだ〜♪」
「「なにーーーーッ!?」」「へぇ〜、そうなんだ・・・v」
精々どこか名のある道場の門下生か何かだと思っていた3人(実質2人)は
ショックを隠せなかった・・・。
「お前っ、あいつらの仲間なのか?!」
「お隣さんだったとは・・。いやいや、これからもどうぞよろしく・・・」
「馬鹿局長、お前驚くとこ違うだろーが!」
「お隣なんだ。じゃあいっぱい遊べるなv」
「、お前も順応するな!!」
「さん、夜はちゃんと窓の鍵開けておいてね」
「ソージぃ!!テメェ何やらかす気だぁ!!」
「トシ!刀をしまえ!隊員同士の死闘はご法度だ!!」
「やだなぁ土方さん。そんなコト言わなくても分かるでしょ?」
「ソージもトシを煽るんじゃない!」
「引っ込んでろ馬鹿局長ッ!!」「僕に命令するなよクソ局長」
「おおうッ!!」
昼間のサバトの森に響く
怒鳴り声と、刀のかち合う音と、人(上司)を斬る音。
一方、ジャングルに響くのは・・・
「ーーー!!出てこねーとお仕置きすんぞ、コラァ!!」
獅子舞の咆哮。
「隊長、ただいま戻りました」
「おお。マーカー、ロッド!どーだった?!居たか」
「んーや、リッちゃんのとこには戻ってなかったっスよ」
「念のため拷問にもかけてみましたが、本当に知らないらしく何も吐きませんでした」
「っつーことは・・・まさか誘拐か?!」
「「それだけはありえません」」
「・・・・・・・だな」
言ってみたものの、それは在り得ないと前言撤回するハーレム。
「・・・・・・・隊長」
「G!お前ぇは何か見つけたか?!」
「奥の森に、・・・・・これと、これが・・・・・・」
森から出てきたGは両手に一つづつ、かなり特徴的なものを持っていた。
「あんれぇ?これガンマ団で支給してる銃じゃん。お、名前書いてある。なになにぃ・・
「こっちはスカーフだな。何か書いてあるな・・・
Gの右手にあった銃をロッドが手に取り
左手にあった赤い布をマーカーが手に取り
「”私の可愛いちゃんv”」 「”聖マリア学園高等部”」
読み上げた。
「マジックの兄貴だな、書いたの」
「そーっすね」
「そっちはお隣の局長のだろ、どーせ」
「はい、恐らくは」
と、言う事は・・・・・・・
「お前ぇら、準備はいいかぁ?」
「バッチリっすよぉv」「何時でも問題ありません」「・・・・・・・・・・・・。」
「んじゃいっちょお隣さんと戦争といくか!」
「「「「攻撃目標完全破壊!!」」」」
某月某日。
元・ガンマ団特戦部隊VS心戦組の全面戦争が・・・・・
始まるかどうかは神のみぞ知る。
『私だって知らん。』
訂正、神(青の秘石)すら知らない。
剣は凶器 使う人間は狂気
どんなモノでも立ちはだかるものは切り刻む
そう たとえ理性だろうと良識だろうと
凶刃から繰り出した一閃は 花も恥らう初(うい)の恋
狂った剣士を惑わしたのは 千年の恋か 或いはただの本能か
後書き。
出ました心戦組の3人衆。
かなり悩みましたねぇ、今回は。何にって・・・近藤さんとソージくんのヒロインに対する言葉使い!!
近藤さんは「○○くん(上司口調で)」「○○さん(まあ、普通に)」「○○ちゃん(アイドルファンっぽく)」「○○殿(最初はこれだった)」
ソージは「○○ちゃん(まあ歳近いし←多分)」「○○さん(猫っかぶり全開で)」「○○(ちゃっかり呼び捨て)」
どれが一番しっくりくるか・・・未だに迷ってます(うぜぇ)
ですので途中から変わるかも・・・・(え?)
今回出演しなかった島唯一の乙女は次回に回しましたv
別ストーリーで登場するので悪しからず。