「シンタロー、報告書持っていたよ!」

「おう、サンキュ。そこ置いといてくれ」



報告書を持って走りこんできた

俺は不躾に告げる。


いつもならあり得ない対応だが、それは仕方ない。

今の俺にと会えたということを喜ぶ余裕はないんだ。


そう。

この溜まりまくっている書類の山たちを片すまでは・・・。



目の前に正しく山となって積みあがっている書類たち。

こんなに溜まってしまった原因は

俺がサボってを外に遊びにつれてっていたからで、

全て自己責任。


よってここにある書類は秘書達じゃ印を押すわけにはいかない物ばかり。



しかも、昨日キンタローからきっぱりと

『片付けきるまで外出禁止』を言い渡された。






「そこってドコ?」

「そこはそこだって」

「だからドコだよ!」

「指さしてるじゃねーか!・・・・・・って、なんだよそれ」






ここでやっと書類から目を離して、

ドアの前のを見る。


・・・が、見えたのは

俺の前に積み上げられた書類の山とタメを張れるほど

高く積みあがった報告書。



・・・・それ、もしかして」

「特戦部隊の・・・おととっ、・・今まで・・・溜め続けてたほーこくしょ!」



バランスをとりながら、

ふらふらと近寄ってくる


もしかしなくても、それも俺の仕事か?



「ったく、そんなに溜めやがって・・・・」

「文句はハーレムに言えよな。この報告書だってロッドとあたしで仕上げたんだぜ」

「ロッドとぉ?!何もされなかっただろうな!」

「黙ってされるあたしじゃねーやい。鳩尾に一発きっちり入れて・・・・・」

「馬鹿!手ぇ離したら崩れるぞ!!」

「え?あ・・・」



が得意げに握った右拳を俺に見せつけた時

予想は的中した。


ぐらりと下から天井に向かって波打つ報告書。

それはの左手から滑り落ちて


総帥室いっぱいに紙ふぶきが吹き荒れた。





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・おい」

「・・・・悪ぃ、やっちゃった」

「違うだろ。謝る時に言うのは・・・」

「ごめんなさい」

「よし!じゃあ集めるぞ」

「はーい」



未だハラハラと舞い散る紙切れを掴んで

床に寝そべっているそれらをひたすら拾う。


ああ・・・折角と一緒に居るというのに

俺は何をやってるんだろうか。



「シンタロー、今日は何所もつれてってくんねーの?」

「ああ。悪ぃけど、ここの書類片さねぇとキンタローに何言われるか・・・」

「そっか。頑張れよ」


散らばった書類を集め終え、

机に一山にしてまとめると


「おーわった!じゃあなシンタロー」



はさっさと部屋から出て行こうとしやがった。


おーい、ちょっと冷たくないですか、お嬢さん。



「待てよ、忘れモン」

「え?あたし書類以外なんも持ってきてな・・・・・・」



振り向きザマに

その頬に軽く唇を押し当てる。


自分の肌にはない女特有の弾力。

これが好きなやつのだと思うと、それだけでかなりクる。





「俺からの愛。受け取り忘れてるぜ、ちゃん」




真っ赤な顔で眼をぱちくりとさせてる

笑ってそう言ってやったら


やっぱりと言うか何と言うか



多分ロッドのやつに食らわしてきたのと同じ鉄拳が

お見事。


思わず拍手をやりたくなるくらいキレイに俺の腹に埋まった。



「シンタローの阿呆ー!!ロリコン総帥!」

「う・・・待て、・・・・・・」



無警戒だっただけに、痛みは重度。


俺の愛は負傷ってかたちで還元されちまったけど


ま、


あいつのホッペと引き換えなら、お釣り出してもいいかもな。



やば・・・これ癖になるかもしんねぇや。















*あとがき*

なんかシンタローが阿呆っぽい。
しかも微妙にイタリーっぽい。ヘタレてる。俺様じゃない・・・(ダメ出しだらけ)

勝手設定は↓こんなかんじです。

PAPUWA終了後。
特戦はガンマ団に出戻り(笑