隊長はリキッドいじめ。

マーカーとGは食材探し。


5人のうち、今この家に残っているのは


ソファで寝ぼけ眼のまま

ひたすら、ヌぼー・・・っとしている

そんなをジー・・・っと観察している俺の2人きり。




なんでが眠たそうにしてるかと言うと

夕べ俺が夜這いをかけたせい。(結果はあえなく失敗)


そんなこんなで悪いのは確かに俺なんだけど、


やっぱ放っとかれるのは寂しいわけで・・・・




「なぁ

「・・・・・・・・・ん〜?」

「キスしよっか」



今の今までうつらうつらしていた顔が

ぱっと覚醒して

やっと俺を見てくれた。



「・・・・・はぁ?」



ただし、ちょっと間抜け面だったり。



「だーかーらー、キスしようぜ。キス」

「なに言って・・・・・んッ・・・!」



文句が零れそうな悪い唇は

塞いでしまえ。


こうすれば、ほら

余計な台詞は出てこれない。



「っふ・・・やぁ・・・・」



出てこれるのは、俺に応える可愛い喘ぎだけ。



拒絶の言葉なんか言わせない。

欲しいのは俺への惜しみない愛の詩。


だから、な?

聞かせて。


「好き」でも


「大好き」でも


「愛してる」でも



何でもいいから。



君が俺だけに語る、


甘い



甘い



甘い



とろける舌鼓のイタリアン・ドルチェよりも


もっともっと



もっと濃厚な甘さの、俺のためだけの愛が聞きたい。



それ以外はいらない。

何もいらない。

特に「やだ」なんて絶対聞きたくない。


たとえそれが照れ屋なきみの照れ隠しだとしても。


「やめろ」なんて、もっと聞きたくない。


たとえそれがウブなきみの恥じらいだとしても。



ねぇ、俺を受け入れて。


その唇をほんの少し開いて。


ほんの少し舌を伸ばして。



ほんの少し、俺に絡めて。




お願い、


俺から逃げないで。





「・・ロ・・・ッド、やめ・・・・っ・・」


「やだ。・・もっとと、キスしたい」


「ふぅ・・・!」





狭いの口の中。

逃げる舌を追いかけて、追い詰めて

ねっとり絡め上げる。



あがる吐息。

ぎりっと、俺の腕を力いっぱい掴む小さな手。


多分、いや、絶対アザになる・・・・。


でもやめない。


並びのいい歯列をなぞって、

桃のような唇に吸い付いて


溢れる唾液を舐め上げて



必死で立っている細い身体を、

隙あらば押し倒そうと

右手は常に薄い肩に乗せたまま。



キスが深まるにつれて、しだいに弱まる抵抗。


息苦しいのか、俺の舌技にうっとりしてるのか。


俺の胸を弱々しく叩き、解放を求める。



沸騰したように、

一気に沸き立つサディスティックな男心。






右の頬に親指を添えて

左の頬を残りの指で押さえて

小さな口を無防備に開かせて

そこに舌を一息でねじ込んで、空気の入り口をすっぽり塞いでやった。



「・・、んぅゥ・・・・ーッ!!」




辛そうに、キツク閉じられていた目から流れた

キレイな涙が

俺の親指を濡らした。

それとほとんど同時に、くたりと力が抜けて寄りかかってくる愛しい女の子。



・・・・名残惜しいが、そろそろ退散してあげよう。



ぴちゃり・・と、

わざと陰湿に音をさせて、舌を抜き去る。


その際、唇と唇を繋いだ厭らしい糸と

の口元を汚した2人分の唾液もきちんと舐めとって。




「・・・泣いちゃうくらい気持ちよかった?」



軽く抱きしめながら

からかい半分で聞く。

ちなみに、もう半分は本気も本気。真剣そのもの。



だけどからは何も返って来ない。

肯定も否定もなし。


問答無用の鉄拳も蹴りもなし。



あれ?

と、思って

そーっと顔を覗いてみると、




「・・・・・・・・・・あっちゃ〜、イっちゃてるし・・・」



呻くように息をしながら魘されてるお姫様。

うっかり気絶させてしまったらしい。


これは大失敗。





「やりすぎちまったかぁ。ざーんねん」



自業自得なのは分かってますとも。

だけどしょーがないっしょ。



歯止めが効かないくらい大好きなんだから。



大好きすぎてどうしようもないんだから。




「ごめんな、謝るから許してくれよ、ちゃん?」






姫抱きして額にキス。






「次はちゃんと優しくしてやるからさ」




そう言った時

気を失ってるはずのの顔がひきつったのは

ただの気のせいだよなv






明日もいっぱい遊ぼう。






「愛してるよ、お姫様」






俺にとって、ただ一人の愛しき君。


愛する姫君。















*あとがき*

クサすぎ警報発令中。
どうでもいいが、ロッドにはどうしても「お姫様」と言わせたくて堪らないお年頃。
ロッド兄さんの得意技は絶対ベロテクだと思います。
100%絶品で大抵のお嬢さんは一発で腰砕けかと・・・。