「うらうらァ――!!出撃準備しろオメーら、今からB区オトし行くぜぇv」
入隊10日め。
それが俺の後輩、の記念すべき出動デビューの日だった。
「出撃ってなに?」
「ア〜ん?!誰もコイツに教えてねーのかぁ?」
あ〜、来る来る。
「おいリキッドぉ〜、」
「ほら来た」
「先輩だったら後輩の面倒ぐらいみとけや。着くまでに教えてなかったら…分かってんなあ?」
ハーレム隊長は俺の頭を異常に過剰なほど力を込めて掴んで言い残すと
酒瓶とタバコを手に収め、馬券をポケットから落としながら部屋へと戻っていった。
「部下の給料ぶんどる上司に言われたかねーぜ…」
完全に隊長の姿が無くなったことを確認したうえでぼやく。
聞こえてたら最後、次は一体どんな拷問が待ち受けているものか…
想像するのもオゾマシイ。
あ〜、脂汗出てきた。
一人でゾゾっとしてると、腰骨の辺を叩かれ下に目をやった。
俺の目に入ったのは、自分の知らない会話に眉をしかめて俺を見上げてるだった。
「どっか行くならオレも行くからな!」
「行きたくなくても行かされらぁ」
むしろ落とされる?
「もしかして戦い行くのか?」
「戦うっつーか…あ〜〜、俺説明とかすんの苦手なんだよなぁ…」
チラッと横を見ると、ソファで足なんぞを組んでる同僚と目が合う。
「リキッド、少しは自分で考えんと脳みそが無くなっても気づかんぞ」
「ぬぐぅっ」
「ぎゃはは、そしたら牛の脳みそでも代わりに詰めといてやるぜぇ?」
「今時流行りの狂牛病!?」
隊長は準備などと言ってはいたが実際に必要なものは己の肉体一つ。
…と気分によって武器少々。
わざわざ用意するものなんて無いので、目標地に着くまではコレと言ってすることもない。
よって、部屋に戻った隊長を除く面子はココに顔を揃えている。
だからと言って、俺が説明することに何ら変わりない。
そーだよ、所詮は下っ端なんだよ俺は。
「ようはだな〜、俺ら特戦部隊は『攻撃目標全破壊』をこなせばイイわけだ」
「それって全部ぶっ壊せばいいだけ?」
「…ま〜な(そー言えば良かったのか…)」
ちゃ〜らちゃっちゃ ちゃ〜らちゃっちゃ ちゃ〜らちゃらちゃ〜♪
船内に響く目的地到着を知らせるBGM。
ただしその音は男所帯のこの船には似合わない某ランドでお馴染みの曲。
「あんれ〜、アラーム変えちったのぉ?せっかく打ち込んだのによ〜」
「あの下らん曲はお前の仕業か、ロッド」
「いい曲だと思わねぇ?『○色片思い』vv」
「私の趣味じゃない」
「そりゃそーだvマーカーがあ○や好きだったら世界不思議発見だぜ」
特に答えを求めるでもなく、ロッドは鼻奥を鳴らして嘲る。
メロディーを聞きつけたハーレム隊長も戻ってきて、やっと出動態勢に入った。
飛空艦の最下層までの廊下を隊長、マーカー、ロッド、G、俺…
そして最後尾にという順でほぼ一列で歩いていく。
「〜、お前いちいち人の尻にぶつかってんなよ」
「好きでぶつかってんじゃねーよ!」
普通に歩いていれば嫌でも差ができてしまう。
俺たちとは足の長さにも歩くスピードにも大きな差がある。
「ほら、手」
距離が開くたびに走って追いついてきては、俺にぶつかって痛そうに鼻をこする
後輩を見かね、その小さな手をとった。
「さんきゅっv」
「どーいたしまして。上見てっとコケるぞ」
握り返してくる手の暖かさが心地よくて、ついガラにもなく気遣いの言葉が口から出る。
好きなんだよな…こーゆうチビっこいの。
俺に弟がいたらみたいなのじゃないかと頭の中で思い描く。
よく笑って、俺に付いて回って、夜中単車でバイクふかして、一緒にマッポから逃げて、
一人っ子にありがちな都合のいい理想の兄弟。
まさか家から離れたこんなトコで実現するとは…
人生わからない。
本当に色んな意味で…な。
「や〜さしいねぇvもしかしてそっちの趣味あんのかぁ?ギャハハハハっ!」
「ふ…傷を舐めあう相手を作るつもりか?坊や」
せっかく浸ってたところを邪魔するのはいつもの性悪2人組。
俺のやること成すことに一回一回ちょっかいを出してくる。
黙って歩いてはくれないものか。
スタッフサービスしてぇな…今度番号メモっとこ…
階段を降りながらそんなことをブツブツ考えてた。
「うわっ…ここ何だ?」
の感嘆の声。
そこは俺にとってはもう見慣れた空間。
誰かが壁のレバーを下げると、唸り声のような機械音をたててハッチが開いた。
目をつぶらないとならない程の強風が一気に流れ込んでくる。
室内の薄暗さが、遮るもの無く注ぐ明るい太陽光に侵食された。
部屋にある全てのものが照らされ、汚れた姿を露にする。
ハッチの反対側の壁に設置されている鉄製の棚にあるのは、大量のパラシュート等の必要用具。
それが使用前、済みに関わらず乱雑に置いてあるため、風に揺られガチャガチャと音を出す。
ヘルメットなどの防具もあるにはあるが、使用している形跡は皆無。
ほこりをかぶっている新品同様の物
銃痕がいくつもあって使用不能な物
明らかに食用でない菌類の宿主となった物…
ここで使われている防具は、防弾チョッキとガスマスクくらいだ。
だがソレらもそうそう使うことは無い。
ついでに言っておくと、拳銃だけは個人で管理している。
実際に使っているとこは見たことねーけど…
ついでのついでに言っておけば、俺は拳銃を持ってない。
支給された用具の入ったダンボールの伝票にはしっかり記載されてたのに…
ぶっちゃけイジメかと思ったけど、伝票明細見たら拳銃が一番高値だったのに気づいた。
俺の拳銃は悪い魔女の魔法で馬券に変えられちまったんだよ、チキショー!!
俺は聞こえないように溜息を吐きながら、無言で準備をする。
溜め息を吐いた理由は、嫌なことを思い出したせいでもあるが、実はもう一つ。
正直なところ、未だにダイブは慣れてなかったりする。
高所恐怖症というわけではないが、最初が最初なだけに軽いトラウマなんだと思う。
それでも飛ばなけりゃならないことは、嫌というほど解らされた。
さっさか仕度をするのが賢い選択。
そうすれば少なくても獅子舞に殺られることはない。
パラシュートを付けていると、腹のベルトが何者かによって下に引っ張られた。
何者とは言うものの位置的に考えて以外に当てはまるやつは居ない。
を抜かせば特戦じゃ俺が一番小せぇんだから。
「どーした?」
ベルトを引っ張ったままジィッと見上げて微動だにしない。
あっ、つけ方知らねーのか。
「待ってろ、今つけてやっから…」
「リキッド!…あの、さ」
「ん?」
「こっから……飛ぶん…だよな?」
らしかぬ、しどろもどろした口ぶり。
もしかしなくても怖がってんな。
こういう場合は先輩として励ましてやんねーと…
「、飛ぶの怖ぇなら俺の後から…」
「そーだぜ。記念すべきデビュー戦だ!先陣きって頑張ってこいやv」
俺の気遣いを遮って、無責任にウインクしてを激励する隊長。
はといえば…目にもとまらぬ素早さで棚の一番下に身を隠して、こっちを睨んでた。
余計怖がらせてどーすんだよ。
「こっから飛び降りなくったっていーじゃんか!!」
「下降りたら飛空艦に傷がついちまうだろ」
「やだやだやだ!オレ着陸しねーと降りねえもん!!」
「ガキくせーこ言ってんじゃねえ!」
「オレまだガキだから言う!こんなとこから落ちたら死ぬからヤダ!」
隊長の命令にも断固拒否の姿勢を崩さずな状態だ。
無理もない。
しかも今回の高さはかなりのもので爆撃すらよく見えないほど高い。
爆音だって風の音に阻まれて聞き取りにくい。
銃声なんて全く聞こえ…ない……
…って、高すぎじゃぁぁあああ!!
「隊長!もっと高度下げてくださいよ!!ここ3000m以上あるっつの!!」
「どーせ飛ぶんだったら高ぇ方がカッコいいじゃねぇかv」
「俺らヒーローじゃねーだろ!むしろ悪役」
「あ〜、わかんねぇやつだな…は分かるよなぁ?」
獅子舞は脅えるを引っ張り出して、その肩に腕を回した。
が潰れるぞオッサン!
だが、そんな心配は必要なかったらしく、は隊長をものともしないで立っていた。
その代わり、顔はみるみる内に青紫っぽくなっていく。
手近にあった俺の足に死にそうな顔でしがみ付いてくる姿はコアラのようだった。
「や…やだっ!!絶対ぇ嫌だ!!!」
「ちゃ〜ん、嫌も嫌も好きのうち〜って知ってる?日本人が作った名言だぜぇ」
「ジダイゲキだろ。ロッド、たまには良いこと言うじゃねーか!」
使う時と場合と相手が違います。
隊長はを俺から引き剥がし、高らかと担ぎ上げる。
肩に担ぐ以外の持ち方知らねぇのかアンタ。
ドシドシ歩く隊長の肩で力の限り無駄な抵抗を続けるに、思わず十字を切ってしまった。
「うぎゃーー!やだっつってんだろ!!」
「特戦部隊に入ったからにゃ、腹くくって飛べ!!」
「人殺し、シシマイ!ナマハゲェっ!!」
「オメーは日本の伝統文化なんか知らねぇだろーがぁ!」
「ロッドとリキッドに教わったもんね〜」
「ほ〜ぅ、そりゃいい事聞いたぜ…」
うっ、視線で殺されるかも俺…。
ロッドも俺と似たような表情で青ざめてる。
「おら、行って来い!!」
「死にたくねーからイヤだッツ」
「ぐぉおっ!?テメ離せ!」
の身体は一瞬空中に舞ったものの、根性と言うか執念と言うか
隊長の長く豊かな髪の毛をわしづかみにして難を逃れた。
つーか子供一人がぶら下がっても抜けない隊長の毛根って一体…
そんなわけでハッチでは、流れる金髪という命綱にしがみついてる子供と
それを振り回して落とそうとするナマハゲの死闘が繰り広げられている。
「ウダウダ言ってねーで、さっさと落ちろ!」
「ぐえぁぁぁああぁあっっっ!!」
痺れを切らしたハーレム隊長は頭を大きくグラインドさせを揺さぶった。
の指から金糸の束が抜け、その身体は俺達のいる足場から一気に遠くに行った。
否、
空に振り落とされた。
「狽ネーナなななななぁあーーーッ!!??」
目の前で巻き起こった出来事に頭が着いて行けない俺は、床に手を着けて痛いほど
青い空を見下したが、は悲鳴とともにどんどん小さくなっていく。
「なにそんなに慌ててんだ、リッちゃん」
「アンタ何つーことっ!?アイツ殺す気か?!殺すなのか!!??」
「平気だろ。オメーらが行くころにゃ全滅させてるかもしれねぇぜ」
悪びれた様子は欠片も無く、ガハハハハ!と大口を開けて爽快に笑う。
そんな余裕の隊長を見て俺はやっと胸をなでおろして安心出来た。
「ってそんなに強いんすか?なんだ、心配して損したぜ」
「おかげで俺たちは楽できるぜぇ〜♪」
「フッ、どこかの坊やのようにツメが甘くなければいいがな」
「………ん。」
「うっせーな、お前らがエグすぎんだっつの。…でもこの高さで無事って人間じゃねーよ。
パラシュートあったって下手すりゃペチャンコだぜ、普通は……って、何だよ。
人のことジロジロ見て…」
俺また何か変なこと言っちまったか…?
そのわりには獅子舞が何もしてこねーな。
それどころか、みんなして脂汗と冷や汗いっぺんに噴出してるような…
……まさかコイツら
…イヤでも…
いや!
無茶苦茶なコイツらならあり得る!!
「隊長、がパラシュート着けてねぇの…知ってますよね?」
この際、『当ったり前だ、テメェ俺を馬鹿にしてやがんのか?!』とか
『頭と顔だけじゃなくて目まで悪くなったのか?』とか言われた方がまだマシだった。
返ってきた答えは…一言で表すなら
最悪。
「まぁ……その…なんだ!!今から行きゃあ何とか追いつくだろ」
「はぁっ?!アンタ馬鹿か!?」
「うっせー、いいから行けっ」
罵声とともに、俺が空中に蹴り出されたのは言うまでもない。
「くそっ!死んでんなよ…」
怖いなんて感情はいつの間にかどこかにいってた。
初めてできた弟のような後輩。
その安否を気遣う思いの前には、恐怖なんて服に付いたほこりほども気にならない。
生きていること、ただそれだけを懸命に願っていた
のだが、意外にも目的の人物とはすぐに再開できた。
「リキッド〜!やっほー、こっちこっち!」
はじめ小さく視界に入った黒い影は、みるみる内に人影に変わり、数秒後には
さっきまでハッチで暴れていたになった。
その姿は、血に塗れてもいなければ、冷たくなってることもなく
地面めがけ降下しながら元気に手を振って存在を主張していた。
「おまえっ、何でマダこんなとこに居るんだよ?!」
普通に考えて会えるわけがない。
時間的に俺が飛んだとき、は地上についてるはずなんだから。
幻かとも思ったが、夢でも幻覚でも捕まえておくに越したことはないと思って
自由のきかない空中でどうにか近づいての手を掴もうともがく。
伸ばされた手をやっとの思いで掴むと、もギュッと握り返してくる。
カワイイ…
顔に熱が集まった気がした。
ああ、生き別れの弟に会えた時ってこんなカンジなんだろーな。
この場合、兄弟を引き裂いた悪い人売りが獅子舞だ。
の薄っぺらい身体がすっぽ抜けないように、服をしっかり握って腕の中に抱き込んだ。
「ちゃんと掴まってろよッ」
「ラジャー!!」
かなり早い段階でパラシュートを開いた。
バフアっとかなり間抜けな音で広がったパラシュート。
2人分の体重(って言ってもは俺の半分以下だろーけど)のせいで落ちるスピードが
いつもよりも少し速い。
まあ大丈夫だろ。
「あ〜、助かったぁ」
「でもお前なんでマダこんなとこいたんだよ?」
「あれに掴まってたから」
遥か上空を指差したの視線の先にあるのは、空中待機している飛空艦。
そこから何やら長細いものが揺ら揺らと不規則になびいている。
あれは隊長がこないだ書いてた垂れ幕。
そうか、俺たちが喋ってる間中あれに掴まってて、俺が飛び降りる少し前に力尽きて落っこったのか。
「あれなきゃ死んでたし」
「運いいやつ」
「戻ったらあのオヤジ、ぶん殴ってやる!!」
俺の腕の中で、上に向かって中指おったてる。
飛ぶ前にあれほど嫌がっていたわりには、今は怯えてるように見えない。
「お前あんま怖がってねーな」
「うん。落ちてみたらそんなでもなかった」
「そんなでもって…俺が来なかったら、どうするつもりだったんだよ?」
「来たんだからいーじゃん」
「お前なぁ…」
能天気すぎんだろ。
まあ隊長に気に入られた時点で、普通のガキじゃねーのは分かってたけどよ。
そーいやコイツどんくらい強ぇんだ?
隊長が言うからには相当なんだろーから心配ねぇか。
「下着いたら一気にいくぜ」
「任せとけ!Σあっ、忘れてた!」
「何をだよ?」
「助けてくれてありがとーございました」
二カッと白い歯を見せて思いっきり笑うを見て、胸の奥のほうが和らぐ。
こんな気持ちになったこと、特戦部隊に入ってから一度だってなかった。
「ククッ、お前入隊してから礼言ってばっかだな」
「リキッド以外には言ってねーよ?」
「えっ?俺だけ」
「だってアイツら礼言うよーな事してくんねぇし」
「なるほどな」
何度となく見た同僚等の、あの鬼畜さむきだしの表情を思い出し、自然と右頬がひきつる。
たった半年、されど半年。
が入るまでの日々は、やつらの的は自分一人だった。
「もうちょっと優しくたっていーよなぁ〜」
の何気ない一言が俺のソウルに火をつけた。
「いいか、!アイツらが優しいときは絶対ぇ何かあると思え!
俺らの本当の敵は同僚だ、上司だ!!何をおいても最初に疑うべきはアイツらの笑顔の他に無いッ!!!」
「静電気でてるよ、リキッド」
「俺が入隊してきた時だってよ、必死に抗議する俺を無視してロッドが突き落としやがったんだぜ…
そもそも入隊だって獅子舞に勝手にすまされたんだ!!しかもランドで光パレードの一員になれるって
時によぉ!!あのクソ親父…なんどあの髪にガムくっ付けてやろーと思ったことか……!
それに入ったら入ったで毎日マーカーは嫌味ったらしいし、GはGでいつも…」
普段から溜まっているストレスは一度こぼれたら最後、濁流のように流れに流れて
ちょっとやそっとじゃ止まらない。
例に違わず、俺も口から吹き出しが出っぱなしだった。
「あっ…、オレもう降りるから離していーよ」
「何だよ。愚痴くらい付き合ってくれたっていーだろ」
「でも早く降りないと死んじゃうぜ」
「はぁ?」
「いってきま〜っす!!」
は俺の手からすり抜けて落下していき、地面に着いたとたんに走り出して
前方の敵軍に襲い掛かっていった。
戦地で生きていただけあって俺のデビュー戦とは全然違う。
戦うことに慣れてる。
「やべっ、のり遅れちまった。俺も行かねーと……ん?」
目の前の空にヤニ色のフィルターがかかる。
けむり?
そーいや焦げくせぇな、火ってことはマーカーがもう戦ってんのか?
あいつ何時の間に…
上空の飛空艦を見ようと上を見上げた俺は、
「Σひぃぃいっ!!もえっ、もも燃えててるぅうう!?」
橙の炎を炊き上げて燃え盛る、パラシュートの生き様を見た。
「んでベルト外れねぇんだよ!焼け死ぬッ、アチアチチチチっつ!!!」
その夜、特戦部隊の飛空艦ではパーティーがとり行われた。
内容はが敵の頭を潰した祝杯。
パラシュートの発火原因が自分から飛んだプラズマだったと知るのは盛りに盛り上がった
酒の席でのこと。
初めて飲んだ酒でテンションの跳ね上がったの口から、酒のつまみの笑い話として
みんなの前で発表されるのであった。
空に溶け込むみたいだった
雲に包まれるみたいだった
でも空より雲より気持ちよかったのは
優しくて あったかい
大きな手
「ありがとう」は この手を握れる合言葉