太陽系の惑星一覧
           ( 12/08/22 最新情報に更新しました )


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2006年8月25日、チェコのプラハで開かれていた国際天文学連合(IAU)の総会で、「惑星の定義」 が採択され、冥王星は惑星ではなく、カイパーベルト天体のひとつと見なすことになりました。しかしこのホームページでは、これまでの馴染みや愛着をも考慮し、しばらくは「準惑星」 として表の中に残しておくことにします。
太陽 水星 金星 地球 火星 木星 土星 天王星 海王星 (冥王星)
Sun Mercury Venus Earth Mars Jupiter Saturn Uranus Neptune Pluto
サン

マーキュリー

ビーナス アース マース ジュピター サターン ウラナス ネプチューン プルート

赤道
半径

(Km) 696000 2439 6052 6378 3397 71492 60268 25559 24764 1195
対地球比 109倍 0.38倍 0.95倍 0.53倍 11.2倍 9.45倍 4.01倍 3.88倍 0.19倍
自転時間 25日9時間7分 59日 243日 23時間56分4秒 24時間37分23秒 9時間50分30秒 10時間14分 11時間 16時間 6日9時間
赤道自転速度
(Km/h)
10.83 6.52 1674 866 45583 36840 14794 9719 123.21
公転時間 87.9日 224.7日 365.256日 687日 11.86年 29.53年 84.25年 165.2年 248.6年
公転速度 (Km/h) 172404 126108 107244 86868 47016 34704 24516 19548 17064
軌道半径(×104Km) 5790 10800 14960 22790 77830 142700 286900 449600 591300

公転軌道傾角

7.0051

3.3947

1.8497

1.3030

2.4887

0.7732

1.7695

17.1448

衛星数 0 0 1 2 66 62 27 13 1
見つかっているリングの数 0 0 0 0 4 1000以上 18 5 0
質 量 (×1020Kg)

19891000000

3310 48700 59760 6420 18993500 5685980 868910 1029660 10160
対地球比 33万倍 0.055倍 0.81倍 0.11倍 318倍 95倍 14.5倍 17.1倍 0.0025倍

密 度

(g/cm3) 1.41 5.43 5.20 5.52 3.93 1.33 0.69 1.32 1.64 1.10
対地球比 0.26倍 0.98倍 0.94倍 0.71倍 0.24倍 0.13倍 0.24倍 0.30倍 0.20倍
重力加速度 (m/s2) 274 3.6 8.6 9.8 3.7 23 11.3 11.5 11.6
対地球比 27.9倍 0.38倍 0.86倍 0.38倍 2.36倍 0.92倍 0.89倍 1.13倍 0.07倍
平均表面温度 (゚C) 5330 -170〜430 480 25 -45 -120 -180 -210 -220 -230
極大光度

等級

-26.7 -2.4 -4.7 -3.0 -2.8 -0.5 +5.3 +7.8 +13.6

反射能(アルペド値)

0.11

0.65

0.37

0.15

0.52

0.47

0.51

0.41

0.30


 惑星に関するいくつかの資料文献(しりょうぶんけん) から、ちょっとわかりやすい項目について一覧表にまとめてみました。よく百科事典などにも、こんな表が載(の)っていますね。なんだか数字ばっかりで、面白みのないものに見えますが、その数字もよくよく見ると、結構楽しめます。
 
たとえば、木星の直径は、地球の 11倍以上だそうです。想像してみて下さい。地球を一周するのでさえ、飛行機や船を使って何日もかかるのに、もし木星の表面に降り立って、それを一周しようとしたら、いったい何日かかることでしょう。そう考えると、「太陽は地球の 109倍」 という数字なんて、とてつもなく想像を超えています。

参考にした資料

 「スカイ・ウオッチング」 朝日新聞社
 「朝日コスモス」 朝日新聞社
 「天文ガイド」 誠文堂新光社

 また、木星より外側の惑星 (「外惑星」 と言います)の密度 (みつど) は、地球の 0.3倍 より小さいのです。土星なんて、密度が 1.0 以下ですからプールに浮かべたら、水に浮いてしまうんですよね。 もっともそんな大きいプールなんてありませんが。
 これは外惑星の表面が、高密度な気体でできているためです。これでは生命は存在できそうにありません。唯一 (ゆいつ) の例外は、冥王星 (めいおうせい) です。
 冥王星は、地球や火星と同じように表面が岩石で被 (おお) われていてると考えられています。それにしても、表面温度は
−230゚C ですから、生命には寒すぎます。
 しかも冥王星は、大きさも水星より小さく、しかも公転軌道面が他の惑星とは大きく異なるため、惑星の仲間には入れるべきではないという意見を持つ科学者もいます。

 2005年版「天文手帳」 地人書館
 「天文大百科」 アスキー出版
 「天文観測年表2005」 地人書館
 ビジュアルディクショナリー「宇宙」 角川書店


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