涼を求めて滝見物  ロックガーデン 七代・綾広の滝

 養沢川の源流、御岳山のすぐ西の懐を流れる御岳沢は、七代(ななよ)の滝と綾広(あやひろ)の滝の間が岩石園・ロックガーデンとよばれています。深い森や苔むした岩を穿って流れる渓流沿いに道が整備され、特に夏は清涼感一杯の散歩道となります。養沢川沿いに遡った林道の終点より綾広の滝往復で所要時間は2時間ほど、またケーブルカーで登れる御岳山を起点に歩くこともできます。

上養沢バス停  林道終点の駐車スペース
 ロックガーデンは養沢川の源流、五日市からは檜原街道十里木交差点を右折して養沢川沿いに遡る。バスは五日市駅前の1番乗り場から上養沢行きに乗り、上左写真の終点・上養沢まで行ましょう。ここからさらに遡ると間もなく人家も途切れ、一部未舗装の林道を進む。車の場合は林道終点の数百メートル手前、写真上右の路肩スペースに止めましょう。


林道終点の登山道取り付き

 林道終点から植林の中を登ると数分で右写真の分岐があり、ここから左へわずかに下って岩石園の方へ進みます。  
岩石園分岐

七代の滝下部 七代の滝上部 階段
 ほぼ水平に進むと分岐から数分で七代の滝に出会います。七代の滝はおよそ50メートルほどの落差を七段ほどに別れて落ちる滝で、最初に出会う上左の写真の滝は5段目と言われています。さらに滝の脇を、上右の写真のような露出した木の根を跨ぎ、狭い階段の道を急登します。急登の途中で上中の写真 七代の上部の滝を見る事ができます。七代の滝周辺は足場が悪く危険なので、転落しないようにご注意ください。

 
 案内地図看板のある天狗岩まで行くと急登も終わり、ここから少し下るとロックガーデンとなり、深い森や岩を穿って流れる谷あいの清涼感一杯の道が続きます。道自体はなだらかですが、濡れた岩に足を滑らせないように注意しましょう。中間よりやや上流側には休憩舎とトイレもあります。

 綾広の滝
 上左の写真のような谷の狭まったところを過ぎると、上右の綾広の滝があります。この先、ひと登りで御岳山と大岳山を結ぶ山道に合流するので、御岳の神社や大岳山頂を目指してみてもよいでしょう。